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大津地区津波住民避難訓練が行われました

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北海道豊頃町

■マグニチュード8以上を想定
5月12日、大津地区津波住民避難訓練が、大津連合区長会や大津漁業協同組合(中村純也組合長)の協力のもと、実施されました。
この訓練は、十勝沖地震(マグニチュード8以上)が発生し大津波警報が出されたことを想定した訓練で、大津波警報を知らせるサイレン吹鳴後、避難場所である国道336号に面して設けられた「津波緊急避難場所」へ避難するものです。
当日は、大津波警報を知らせるサイレン吹鳴後、地域住民の方々は自家用車や乗り合いで津波緊急避難場所へ避難し、大津保育所や大津小学校の子どもたちも教職員らと共に津波緊急避難場所まで同様に避難しました。避難した児童らは「去年よりも早く避難することができた」「本当に津波がきたときにちゃんと逃げれそう」などと話し、防災力の向上がうかがえました。
一方、大津漁港では沖出し訓練が行われ、サイレン吹鳴後、集まっていた漁船は次々と出港し、沖に向かっていきました。
今回の参加者は全体で約121名で、それぞれ避難経路や持ち物の確認などを行い、訓練の大切さを改めて実感した様子でした。

■町の避難対策について説明
避難完了後、大津コミセン2階で町総務課危機対策係の木幡係長から、町が実施する大津地区における津波避難対策事業について説明が行われました。これまで、トンケシ津波緊急避難場所の整備など行ってきましたが、令和5年度以降は、国道336号津波避難所に向かう道路寸断などを想定し、港からトンケシ津波緊急避難場所へつながる避難路を含む3路線の整備や津波救命艇の整備を実施予定であると説明がありました。

■避難者への食事提供
今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止していた、大津地域づくり協議会による炊き出し訓練を再開し、訓練参加者にカレーライスが提供されました。

■「いつか」に備える
今回の避難訓練を終えて、按田町長は「ここ最近各地で地震が起きているが、日本海溝・千島海溝沖の巨大地震が本当に起きるのではないかと感じている。町も一昨年から大津地域を中心に防災対策をしているが、地震・津波は、いつか必ず来るんだという意識を常に持っていただき、有事の際に備えていただきたい」と話しました。

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