新年のご挨拶

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■持続可能な町づくりを目指して
豊頃町長
按田　武

新年明けましておめでとうございます。町民の皆様におかれましては、穏やかな新春を迎えられた事とお喜び申し上げます。
また、日頃から町政に対しまして深いご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、新型コロナウイルスが5類に移行し約3年にわたるコロナ禍が明け、社会が少しずつ活気づいてまいりましたが、物価上昇や燃油価格の高騰が続いており、農林水産業及び商工業に多大な影響を及ぼし、家計の負担が増し、多くの皆様が日常生活に大きな影響を受けているところです。
そのような中ではありますが、2月には豊頃中学校の新校舎が完成し、本町の重点課題であります防災体制の強化については、国が想定している巨大地震による津波災害に対応するため、3月に「津波緊急事業計画」を策定し、避難路の整備などの事業に着手いたしました。また、ワールド・ベースボール・クラシックの侍ジャパンの優勝やバスケットボールワールドカップ日本代表の活躍は、日本国民に勇気と感動を与えてくれました。
豊頃町においてもスピードスケート競技で町内中学生や本町出身の高校生が全国大会やワールドカップで輝かしい成績を収めるなど、大変誇らしい話題がありました。今シーズンの活躍も大いに期待したいところであります。
本年は、豊頃中学校の改築に続き行っている豊頃小学校校舎の改修も2月に完成し、4月からは十勝管内初の小中併設校が供用開始となります。施設の利点を生かし小中連携教育を効率的、効果的に進めてまいります。
また、今年度中に策定するゼロカーボンに係る各種計画に基づき、2050年温室効果ガス排出量実質ゼロに向け、新たな施策を実施してしていくとともに、本町の第5次豊頃町まちづくり総合計画を推し進めてまいります。
結びに、異常気象や技術革新によるデジタル化の加速的進展など急速な環境変化のなかで、持続的成長に向けて、今後も町民皆様に様々なご意見を伺いながら、豊頃町の更なる発展のため、行政運営を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
本年が町民の皆様にとって素晴らしい年でありますようご祈念申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。

■環境にやさしい町づくりを目指して
豊頃町議会議長
中村純也

町民の皆様、新年明けましておめでとうございます。
令和6年の輝かしい幕開けにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、日頃から、本町議会に対しまして格別のご支援とご協力を賜っておりますことに、心から感謝とお礼を申し上げます。
昨年は、日本全体を見ますと雇用や所得環境が改善する下で景気は緩やかに回復しておりましたが、物価上昇や燃油価格の高騰が依然として続いており、本町の産業を支える農業、漁業及び商工業に過大な影響を及ぼしている中、農作物におきましては春先からの好天にも恵まれ前年を上回る作況が期待されておりましたが予想された作況には届いておらず、また酪農においては生産調整による生乳出荷量の減、畜産業においては価格の低迷など農業全般において期待された年とはなりませんでした。一方、漁業においても主力の秋さけ漁が水揚げ量と価格が共に昨年を下回る厳しい年となりました。
今年こそは、産業全般が安定したものとなり、町の活気につながるよう念願するものです。
そのような中、本町の学校教育の拠点となる豊頃中学校の改築校舎が昨年2月に完成し、引き続き豊頃小学校校舎の改修も今年の2月に完成する予定です。今年の4月からは小中学校の併設校舎として学校間連携の推進と多様な学びの場としてその機能が発揮されることに期待をするところです。
しかしながら、子どもたちの教育の場に限らず、本町においても地球温暖化の影響は少なからず出ており、昨年は気温が30度以上となる真夏日が何日も続くなど、異常気象による集中豪雨や河川の洪水又は土砂災害などが、今後本町においても起こる可能性が高まっております。
このことから、その原因となっている温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが本町においても始まっております。本町の恵まれた自然環境を次世代に引き継ぎ、持続可能な地域社会を目指すための取り組みを議会も一緒になって推進し環境にやさしい町づくりを目指してまいります。
私ども議員にとりましては、昨年5月から4年間の任期が始まりました。町民皆様の負託に応え、将来を見据え、課題を前進させる議会として、今後も取り組んでまいりますので、一層のご協力を賜りますようお願いいたします。
本年が皆様にとって良い年でありますとともに、ご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。