クローズアップ 豊頃町から北海道肉用牛共進会の最高位が選出‼

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■最高位(個体の部)を獲得した篠島太郎さんにお話を伺いました。
8月31日に第33回北海道肉用牛共進会が音更町・十勝農業協同組合連合会共進会場で行われ、豊頃町からは7頭が出品されました。出品された7頭のうち、個体の部最高位決定審査において、篠島太郎さんの「ふくひで5」が最高位を獲得し、豊頃町から9年ぶりの選出となりました。
篠島太郎さんの「ふくひで5」は、5月31日に開催された「豊頃町総合家畜共進会(黒毛和種の部)」の準最高位に選出され、7月11・12日に開催された「第53回十勝総合畜産共進会」においては、最高位決定審査(肉用牛の部)で最高位を獲得しました。
篠島太郎さんは豊頃町で総合2位、十勝で総合1位、全道で総合1位という好成績を残し、十勝の「和牛」を広く伝えることに寄与しました。また「北海道肉用牛共進会」の団体優秀(奨励賞)には十勝和牛振興協議会が選出され、十勝和牛のレベルの高さをうかがうことができる結果となりました。令和9年には「全国和牛能力共進会」が北海道十勝で開催されます。全国の優秀な和牛が一堂に会し、優秀性を競い合います。
今回、優秀な成績を残した篠島太郎さんにお話を伺ってきました。
篠島太郎さんは北海道で1位という成績を残したことに対して「最高位を獲得できたことは嬉しいが、それよりも十勝でトップを獲得したことが一番嬉しい。また十勝の基準が全道最高レベルであると確認できたことが収穫であった」とお気持ちを語ってくれました。また、次の共進会に対する意気込みを伺うと「全国の共進会はまだ考えていない。それよりも次の十勝の共進会でまた最高位を狙うつもりでいる。今年最高位を取っているのでプレッシャーは感じる。それに周りや次世代が育ってきている。それ自体は十勝のレベルが上がることにつながるので良いことだが、やはり下からの圧力は感じる」と話してくれました。
全道の共進会でトップを取ったことができた秘訣をお聞きすると「自分は兼業農家で、1人でやっていくことは無理な話。全道で最高位を獲ることができたのはJAの技術員の手助けや、みんなの協力があって初めて得られたものだった」と、自分ひとりの力でなく、各関係機関の支えがあったことによるものだったと話してくれました。