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議会だよりー2ー

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北海道豊頃町

■補正予算
令和6年度一般会計のほか、介護保険特別会計、医療施設特別会計、簡易水道事業会計補正予算を審議し、いずれも原案どおり可決しました。

◆補正予算の主なもの
◇書かない窓口システム導入 491万円
マイナンバーカードなどの本人確認書類を機械で読み込み、各種申請書等に氏名や住所などを印字できるようにします。
来庁者の方は同じことを何度も書かずに各種手続きができるようになります。
また、記入内容の確認にかかる時間が短縮されるため、効率よく事務を行えるようになります。

[導入による効果は]
Q:小笠原議員
書かない窓口システムの導入によって、どのくらい負担が軽減されますか。
A:家族で転入手続きする場合、平均1時間5分かかるところを、30分程度に短縮することを目標にしています。

◇有害鳥獣捕獲奨励金 109万円
北海道猟友会池田支部豊頃部会に対し、有害鳥獣の捕獲実績に応じ奨励金を交付するものです。

[大幅な増額補正 駆除の状況は]
Q:後藤議員
前年度決算と比較して奨励金は23%増、有害鳥獣処理委託料は58%増となっています。
大幅な増額の理由と駆除の状況について伺います。
A:有害鳥獣の駆除頭数は年々増加しています。
今年7月末時点でヒグマ2頭、エゾシカは昨年同月比1.2倍の665頭を駆除しています。
当初の予想を上回り、奨励金はすでに予算の7割を支出し、委託料も当初予算の9割を支出しています。
今年11月まで行われる一般駆除と年明けから実施する一斉駆除で不足が見込まれる分を増額します。

[本町のヒグマ対策は]
Q:後藤議員
連日のようにクマの出没やクマによる被害が報道されています。
本町におけるヒグマ出没時の対応方法はどのようなものですか。
A:今年度、本町では11件のヒグマ目撃情報が寄せられています。
本町では、十勝総合振興局から示された「十勝地域ヒグマ対策実施計画」に基づき対応しています。
具体的には、ヒグマを発見したときは、池田警察署、十勝総合振興局と情報共有し、豊頃町猟友会へ駆除を依頼しています。
町民の皆さんへは、町公式LINEや町ホームページなどで速やかに情報提供しています。必要に応じて防災無線や消防署広報車でお知らせします。
また、小中学校の登下校に関係する場合は教育委員会へ情報提供します。

ヒグマ目撃件数:

※R6年は9月時点の件数

◇水産資源回復支援事業補助金 221万円
時化で減少したホッキの漁獲量を回復させる事業に補助します。
ホッキ成貝6トンの購入費用のうち、5分の2を町で負担します。

[次年度以降の対応は]
Q:小笠原議員
今年度限りの補助で資源は回復しますか。次年度以降の対応について伺います。
A:5年かけてもとの漁獲量まで回復させる計画です。まずは令和8年度までの3年間支援を行いますが、支援方法は単年度ごとに検討します。令和9年度以降の支援については、ホッキの資源回復の状況をみて再協議します。

◇持続的畑作生産体制確立緊急支援事業補助金 3,508万円
てん菜から小豆など需要の高い作物への転換や省力機械の導入などの取組に補助します。

[輪作体系への影響は]
Q:小笠原議員
事実上のてん菜減反政策ですが、輪作体系に影響はありませんか。
A:事業実施前の令和3年度と比較して今年度までにてん菜の作付面積は約4割減少しました。
この事業は、国から示されているとおり必要だと思います。
今後も農協や農済と連携して輪作体系を維持し長く営農できるよう対応していきます。

(医療施設特別会計)
◇豊頃医院運営交付金 1,682万円
豊頃医院と大津診療所の事業収支の赤字を補填するために交付金を支出します。

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