■一般質問
大谷友則 議員
◇帯状疱疹ワクチンへの助成について
Q:帯状疱疹は早めの予防が大切であるが、ワクチンが高額であるため、町民の安心・安全な生活を守るためにもワクチン接種に対し助成が出来ないか。
A:按田町長
現在、国において予防接種法に基づいて行う定期予防接種への追加が検討されており、ワクチンに期待される効果や導入年齢等に関して検証、評価が進められていることから、国の動向等を注視しつつ検討していきたい。
なお、ワクチン接種の費用は高額であるということは認識しており、現在十勝管内において2町がすでに助成を行っているという状況である。国や他町の状況等をしっかりと把握しながら前向きに検討していきたい。
小笠原玄記議員
◇ICT及びDX(デジタルトランスフォーメーション)の現状と今後について
Q:保育分野におけるICT及びDXの活用状況は。また今後予定している取り組みについての考えは。
A:按田町長
子育て支援所においては、令和4年度にWi-Fiを整備し10台のタブレット端末を整備した。この端末は保育士が保育日誌や週間計画、写真の編集作業等に利用しており、これまでの手書き作業から事務が簡素化され、事務の効率化が図られている。
このほか保育所と保護者をつなぐ情報発信ツールとして、緊急のお知らせや連絡帯状疱疹ワクチンへの助成についてICT及びDX(デジタルトランスフォーメーション)の現状と今後について網に「マチコミメール」を活用して、リアルタイムな情報を発信し、電話連絡などアナログな方法による職員の不便さの解消、業務時間の短縮及び保護者等へのサービス向上を図っている。
今後もデジタル技術の導入による保育現場での業務や事務作業の効率化による仕事量の削減を実現し、保育の質を高め、子どもたちの健全育成に努める。
Q:町公式LINEの登録者数、稼働状況及び運用に伴う職員の業務負担の状況は。また今後の方針や改善点についての考えは。
A:按田町長
12月1日現在、登録者数は718人(町民全体の約25%)となっており、生活に関するお知らせやその日の出来事をほぼ毎日発信している。業務量については配信までに取材や配信内容の精査等の業務はあるものの、配信操作自体は簡易で、過度な負担量ではないと認識している。
現在プレミアム付特別商品券の事前受付やアンケート等にも活用しているが、町民と行政双方が手続き等を簡素化出来るよう、更なる利用登録者の拡大に向けて取り組んでいく。
また各所から町のPRが足りないのではという声をいただいており、公式LINEを活用した町の情報発信についても進めていきたい。
Q:業務効率化を主とした役場業務におけるICT及びDXの活用についての現状は。また業務効率化、超過勤務時間削減に向けた対策・組織づくりについての町長の考えは。
A:按田町長
現在の役場業務は国や道その他関係機関とデジタルネットワークで結ばれ、様々なシステムでのやり取りを行っており、それに伴って職員は法律や制度の理解とともにシステム操作スキルの向上が求められている。一般的にICT化が進むと業務効率化がなされるイメージだが、地方行政においては業務過多により、超過勤務が増加しているという現状である。
業務効率化、都市と地方の格差是正などの観点から、ICT・DXの導入は必要だと認識しているが、超過勤務の削減についてはICTだけでなく様々な対策があると考えており、職員の健康管理を含め超過勤務時間削減に向けた努力は必要であると認識している。
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