令和6年第1回豊頃町議会定例会が3月6日から開催され、当初予算が次のとおり可決されました。
ここに、本年度予算の概要についてお知らせします。
令和6年度は、一般会計の当初予算が54億4400万円で、対前年度比4億3900万円の減(7.5%の減)、4特別会計と2事業会計を合わせた全会計総額では71億6736万8千円となり、対前年度比5.0%の減となりました。
■一般会計
一般会計の歳入について、町税は2042万4千円減の4億5175万9千円、普通交付税は1億3398万1千円増(対前年度比6.0%の増)の23億7605万1千円、町債は5億2810万円減(対前年度比45.7%の減)の6億2740万円を見込みました。
また、財源不足に充てるための基金取り崩しとして財政調整基金から2億円、町債の償還財源として減債基金から6000万円の繰り入れを計上しました。
次に本年度の主な事業ですが、本町の基幹産業である農業基盤整備の促進のための「緊急農地基盤整備事業補助金」に1530万円、「道営農地整備事業」に1625万円、「畜産担い手育成総合整備事業」に1433万3千円、「乳用牛振興対策事業補助金」に233万4千円、「家畜疾病対策事業補助金」に440万円、森林保全事業では「町有林造林事業」に4097万3千円、林道整備では、林道の改良・開設工事に5770万円、有害鳥獣駆除費に1625万9千円、水産業関連では「大津漁港建設利用推進期成会補助金」に320万円を計上しています。
道路関連では、「建設機械格納庫新築工事」に1億2000万円、「除雪車両購入」に8250万円、町道の改良舗装や橋梁の長寿命化補修に3億1700万円を、住宅関連では町営住宅長寿命化のための個別改善工事などに4250万円を計上しました。
防災関連では、「大津地域津波緊急避難場所避難路整備事業」に1億3400万円を計上しました。
教育関連では、「教員住宅改修工事」に6200万円、「中学校改築事業」では、旧豊頃中学校解体工事に2億8490万円を計上しています。
新規事業では、太陽光パネル設置や電気自動車購入費に対する補助金交付などの「ゼロカーボンシティ推進事業」に286万7千円、「役場庁舎太陽光発電システム導入事業」に2534万4千円、「ガバメントクラウドシステム標準化移行事業」に2018万7千円、「自転車用ヘルメット購入費補助金」に30万円計上しました。
その他、「役場庁舎エアコン設置工事」に1800万円、「こどもプラザとよころ地域交流室床改修工事」に75万3千円、「物産直売所塗装改修工事」に210万1千円、「除雪費」に6039万5千円、「総合体育館暖房設備増設工事」に530万円を計上しました。
継続事業では、住宅取得等にかかる費用の助成として「定住促進等住宅取得補助金」に800万円、「定住促進賃貸住宅建設事業補助金」に1000万円、「福祉灯油支給事業」に250万円、「福祉タクシー乗車券交付事業」に731万9千円、子育て世代の定住化と子どもの健全育成を図る「次世代育成支援金支給事業」に1750万円、「乳幼児医療費助成事業(町単独分)」に785万円を、農業漁業関連では「家畜飼養用水緊急支援対策事業補助金」に450万円、クロソイ等の「種苗中間育成事業」に160万円、「さけ増殖事業」に127万5千円を、町内購買力対策として「プレミアム付特別商品券発行事業」に3610万円、教育関連では「高等学校等就学助成」に604万8千円、相馬市や滑川市との「姉妹都市交流事業」関連に165万円を計上しました。
■特別会計
特別会計については、国民健康保険特別会計では基金積立金の増加により対前年度比1.1%の増、介護保険特別会計では居宅介護サービス利用者の減少により0.3%の減、後期高齢者医療特別会計では広域連合納付金の増加により12.2%の増、医療施設特別会計では医院管理費の増加により8.6%の増、令和6年4月1日から企業会計へ移行した簡易水道事業会計では工事請負費の増加により8.7%の増、公共下水道事業会計では社会資本整備総合交付金事業費の増加により5.8%の増となり、4特別会計と2事業会計を合わせた総額は対前年度比3.7%増の17億2336万8千円となります。
■会計別当初予算概要(単位・千円、%)
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