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議会だよりー4ー

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北海道豊頃町

■一般質問
◆坂口尚示議員
◇鹿対策について
Q鹿駆除は、自衛隊や警察の協力を受けなければ大胆な駆除は出来ないと考える。緊急に国や道に要請し実行していただきたいと考えるが、町長の考えは。
A:按田町長
エゾシカの農業被害については、議員含め他の町民からも話を伺っているところであるが、自衛隊や警察への協力依頼については、性質上法的に大変難しいところである。そのため、今後もエゾシカの個体数の減少に向けて、猟友会による継続した駆除の実施や、国や道に対し駆除に対する支援や捕獲体制の構築等の対応について要望していく。

Q:北海道は令和6年から3年間の鹿捕獲目標を出しているが、実際の生息数等踏まえると全然減らない計算となる。道や国へ要請し一気に駆除しなければ今後太刀打ちできない数となってしまうと思うが、見解は。
A:按田町長
令和6年度予算においても鹿対策に向けた補助の予算をみているが、対策の決め手がないというのが現状であり、猟友会にお願いしながら駆除を進めているという状況になっている。支援要請に必要な本町の被害状況における数的なデータの把握について、今後精度を上げていけるよう担当課とも検討しつつ、国や道に支援要請する際にはしっかりと声をあげていきたい。

Q:鹿駆除に係る処理費用についても、本来国や道が負担すべきであり、町が負担するものではないと思うが、町長の考えは。
A:按田町長
ここ数年のエゾシカ駆除数増加に伴い処理量も増加し、個体やその残滓の処理負担も大きくなっている。そのことから、令和6年度からは国の鳥獣被害防止総合対策事業の補助を活用し、処理を実施していく。

◆小笠原玄記議員
◇定住促進事業の今後の方針について
Q:我が町には定住促進事業として、定住促進賃貸住宅建設事業補助金、定住促進等住宅取得補助金及び民間賃貸住宅家賃助成事業補助金があるが、ここ数年の新築戸建や民間賃貸住宅の建設状況及びこれらの事業の活用状況は。また現在の状況を受けて、今後の事業方針をどのように考えているのか。
A:按田町長
令和元年度から5年度における町内の住宅建設状況については、新築戸建てが累計38棟、民間賃貸住宅が累計3棟12戸となっている。
今後も移住・定住を進めるうえで、その要となる本事業は継続すると共に、必要に応じて制度を変化させていきながら住みよい町づくりに取り組む。

Q:平成24年から空き家バンク制度、平成28年から空き家・空き地利活用補助事業が整備され、平成31年に豊頃町空家等対策計画が策定されているが、これまでの実績を踏まえ、空き家・空き地所有者及び町民・移住者等双方にとってこの制度は有効に活用できているのか。
A:按田町長
これまで「豊頃町空き家等情報バンク」を用いた空家等の利活用・移住定住促進等を進めており、これまでに土地40件、建物19件が登録され、そのうち土地16件、建物17件が譲渡され利活用されている。また「空き家・空き地利活用補助事業」においては、制度施行からこれまで12件の補助を実施、過去5年間では当初予算比で約7割の執行率となっていることから、これらの事業については総体的に空家等対策を進めるうえで有効に活用されていると考えている。

Q:第2期豊頃町空家等対策計画の概要等については。また令和6年度以降の空き家対策についての方策は。
A:按田町長
豊頃町空家等対策計画については、令和5年度までの5年間を計画期間としており、令和6年度内に改正空家特措法の内容を反映した新たな計画を策定し、公表することを考えている。
これまでの町の空き家バンクや付随する補助事業についても継続して実施していきながら、管理不全空家及び特定空家の未然防止に重点を置いた計画とし、今後も生活環境の保全及び空家等の利活用促進による地域の活性化を進めていきたいと考えている。

◆杉野好行議員
◇災害対策(地震及び津波)について
Q:トンケシ緊急避難場所から国道336号線に面し設けられた津波緊急避難場所までの避難路についての今後の整備の考え方は。
A:按田町長
道営林道事業として北海道が事業主体となり、令和5年度から8年度までの4年間で、トンケシ緊急避難場所から国道336号津波緊急避難場所に至るまでの道有林及び一般民有林に、林道大津長節線を開設する。林道が開設した後、両避難場所を結ぶ避難時の連絡路として活用する予定となっている。

Q:災害時の物資輸送について、ヘリコプターが着陸できる場所の整備は可能か。またドローンによる物資輸送の検討については。
A:按田町長
ヘリコプターが着陸せずとも、人が降りられる場所であれば物資や被災者の輸送は可能であると伺っている。またドローンについては操作等の部分を踏まえ、色々な計画に盛り込みつつ対応していかなければならないと考えている。

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