ミセス ユミ子の消費生活Q&A 第128回

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◆「自分に合った料金プランを選択しましょう!～便利になった携帯電話会社の乗り換え～」の巻
髙安ユミ子消費生活相談員

皆さんは、電話番号を変えずに他の携帯電話会社へ乗り換えられることをご存知でしょうか?
料金プランが安かったり、機能が魅力的だったりしても手続きが面倒でそのまま使い続けている方も多いのではないでしょうか?そこで、今回は「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」についてご紹介します。

Q：MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とはどのよう制度ですか?
A：モバイルナンバーポータビリティー(Mobile　Number　Portability)の略で、携帯電話会社を変更しても、電話番号を変えずに移転先の携帯電話会社のサービスを利用できる制度をいいます。
平成18年に導入された制度で、当初は乗り換える際に転出手数料が必要でした。その後も受付時間が限定されていたり、手続きが複雑で分かりにくいことが指摘されていました。しかし、今回ガイドラインが改正され、利便性が高くなりました。

Q：どのように改正されたのですか?
A：改正点は次のとおりです。
(1)手数料が原則無料化
ウェブでMNP予約番号発行の申し込みをした場合、移転元の携帯電話会社に支払う料金は原則0円になりました(店頭や電話で申し込みをした場合は1000円(税別))。
※過度な引き止め行為の禁止利用者が希望していないにもかかわらず、自社の他のプランへの誘導や、MNPを思いとどまらせるような引き止めのポイント付与等をすることは禁止されています。
(2)オンライン受付24時間対応
(3)ウェブ手続きで、MNPワンストップが利用可能
5月24日より、一部の携帯会社間のウェブ手続きにおいて、MNPワンストップが利用可能になりました。乗り換え先の携帯会社のウェブサイトで申し込むだけでMNP手続きを進めることができます(従来のMNP予約番号の発行は不要です)。

※詳細は本紙P.23をご覧ください。
※乗り換え元の携帯会社のマイページのログインが必要になります。

自分の使い方にあったプランを選べば、携帯電話料金を安く抑えられるかもしれません。契約している携帯電話会社のマイページにアクセスしてご自身が「何にいくら支払っているのか」確認してみましょう。

◇相談員からのアドバイス
〇契約プラン確認時は次のことについても確認してみましょう
・毎月数GBしか使わないのに、数十GBまで使える料金プランに入っていませんか?
・通話はしないのに通話かけ放題プランに入っていませんか?

〇携帯電話会社を乗り換える際は次ののことに注意しましょう
・乗り換えできるのは「電話番号」のみで、携帯電話会社が発行する「メールアドレス」は変わります。
・端末代金を分割している場合、未払いの分はそのまま残ります。
・家族割引などを利用している場合、移転元の携帯会社に残る家族の通信料が高くなる場合があります。

国内電話、国際電話、携帯電話、インターネットなどの電気通信サービスに関するご相談等は、総務省北海道総合通信局までお問い合わせください。
総務省北海道総合通信局電気通信事業課
【電話】011-709-3956

詳細：
・消費生活相談所
【電話】28-0585
(南6-2　社会福祉協議会内)
平日　午前10時〜午後3時30分
・役場住民課住民生活担当
【電話】28-3858