生涯学習情報コーナー 智究人(ちきゅうじん) Vol.133(3)

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■池田です頑張っています!!
◆『史上初の北北海道大会出場!』
暑い夏となりました。たくましくグラウンドを駆け回る選手たちは試合に勝つごとに勢いを増し、この夏初めて十勝大会を勝ち抜くことができました。多くの皆さんのご声援を選手と共に肌で感じました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。応援ありがとうございました。
3年生は全員が実力で背番号を勝ち取り、試合に出ない選手もコーチャーやベンチでのサポート、全力の応援でチームを盛り立ててくれました。まさに、全員で勝ち取った初の全道大会出場だったと感じています。
全道大会の結果は惜しくも一回戦で敗退となってしまいました。遠征先での体調管理などの難しさや、高いレベルを体感したことはチームにとって財産になることでしょう。
素晴らしい3年生と共に野球ができたことに感謝したいと思います。誰かを本気で応援する、そしてそれに全力で応えようとする、そんな素晴らしい経験をした3年生たちには、今後の人生にその経験を生かしてほしいです。願うなら、この夏より熱く人生を生きて欲しいものです。
振り返れば、21年前の夏は私も高校球児として過ごしていました。本気で全力だったあの頃の仲間は、今も変わらず仲間で、これからも一生続く仲間だと思います。3年生たちにとっても楽しいときばかりでなく、つらいときに支え合い、励まし合い、そんな最高の仲間となっていってもらいたいです。
チームは秋季大会に向けてスタートを切っています。3年生が抜けた穴を埋めるのは簡単ではありませんが、雄姿を目の当たりにした下級生たちは、先輩たちを超えたいと高い目標を立てました。ますます皆さんに元気を届けられるチームづくりをしていきますので、引き続きご声援くださいますようよろしくお願いします。

■動物化石博物館情報
◆大型のクジラ化石の発見
モラワン層から大型のクジラ化石が見つかりました。発見の経緯は博物館だよりなどですでにお知らせしていますが、ここでは化石そのものの意義についてお知らせしたいと思います。
足寄からはアショロアなどの束柱類と原始的なクジラの仲間が『足寄動物群』として知られています。アショロカズハヒゲクジラやモラワンクジラなどのクジラは、体調が3～4m程度で現在のイルカほどの小型のクジラです。
ところが、今回発見されたクジラの化石は、体調が6～8mであると考えられ、おおよそ「倍」の大きさのクジラです。当時のクジラの多様性が従来考えられていたよりも高かったことが分かります。実は、このサイズのクジラの発見は今回が初めてではなく、2015年には、部分的な頭の骨についての論文も出版されています。この頭の骨は、モラワンクジラに近い仲間のヒゲクジラであることまでは分かりましたが、生き物としての全体像はまだまだ分からないことだらけです。
今回見つかったのは背骨の一部ですが、もっと多くの部分が見つかれば、当時のクジラの様子だけでなく、当時の海の世界がより明らかになります。
今後の発見も楽しみです。

《博物館☆みみより情報》
博物館オリジナルグッズの「化石シール」を紹介します。館内に展示している化石たちがシールになっています。
ぜひ、自分だけのお気に入りを見つけてください。

詳細：博物館
【電話】25-9100