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自治体の皆さまへ

ゼロカーボンシティの実現を目指して 第21回

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北海道足寄町

◆子どもたちや未来の町民が気候危機に遭わず幸せに暮らせますように
記録的な猛暑となった昨年夏、7月から9月の3カ月間の北海道太平洋側の平均気温は、平年より3・6℃も高くなりました。
国連環境計画(UNEP)が昨年11月に公表した報告書によると、世界全体の温室効果ガス排出量は過去最多となり、パリ協定に掲げられた「世界平均気温の上昇を産業革命前比で2℃未満に抑える温度目標」の達成は厳しいとの現状認識が示されました。
日本の年平均気温は1898年の統計開始以降、100年当たり1・3℃の割合で上昇しています。また、気温上昇の傾向は北の地方ほど著しく帯広では2・0℃で、一見わずかに思えますが、短時間豪雨の発生頻度が30年前と比べて1・6倍になるなど気象災害が起きやすくなり、熱中症リスクも増加するなど私たちの暮らしにも大きな影響が出始めています。
今すぐ温室効果ガスの排出を最大限減らし、2℃未満の目標が達成できた場合でも2100年の十勝地方の年平均気温は約1・6℃上昇、短時間強雨の発生頻度は1・7倍に増加、真夏日は4日程度増えると予測されています。一方、このまま温暖化対策を講じなければ、十勝地方の年平均気温は5・1℃も上昇し、短時間強雨の発生頻度は4・1倍に、真夏日は22日程度も増加すると予想されています。
地球温暖化防止の取り組みを加速化するには、他人ごとではなく、自分のことと考えて問題に向き合うことが必要です。地球温暖化によって、私たちの暮らしはどうなってしまうのか、その様子を想像することが行動を変えるきっかけになるかもしれません。
まだ間に合うと信じて、今すぐできることに取り組んでみませんか。

・「日本の気候変動2020」に基づく北海道の気候変動
・ゼロカーボンアクション30
※QRコードは本紙P.14をご覧ください。

詳細:役場経済課商工観光・エネルギー担当
【電話】28-3863

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