■サンクスギビングデー(感謝祭)
カミール・エスペリータ
今月はカナダで行う10月の恒例行事「サンクスギビングデー(感謝祭)」についてお話します。
カナダでは10月の第2月曜日が「サンクスギビングデー」とされており、この日は祝日になります。連休であるため、多くの人々が実家に帰省し、家族や親しい友人たちと一緒に過ごします。そして「サンクスギビングデー」の醍醐味といえば食べ物です。ローストした七面鳥にグレイビーソースやクランベリーソースを添えた料理、マッシュポテトやパン、収穫したばかりの新鮮な野菜、デザート(通常はパンプキンパイ)などの「サンクスギビングディナー」を楽しみます。
カナダ人の大半は、家族や友人たちと「サンクスギビングディナー」を食べて過ごしますが、私の家族はこれまでいろいろな形で「サンクスギビングデー」を過ごしてきました。家族で山にキャンプに出掛けた年もあれば、家族全員で地元のホームレスの人たちが集まる施設で炊き出しのボランティア活動をした年もありました。いろんな人々が笑顔で言ってくれる「Thanks!“ありがとう〟」という言葉を聞いて、改めて家族への感謝の気持ちが込み上げてきたことを覚えています。
「サンクスギビングデー」は大切な人たちと一緒の時間を過ごし、感謝の気持ちを伝える日でもあります。皆さんも、家族や大切な人たちに日頃の感謝の気持ちを伝えてみてはどうでしょうか?
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