◆「弓道を習い始めました」
トーマス・クリスティ
最近、私は弓道を習い始めました。弓道はとても興味深い日本の武道であり、私にとっては新しい挑戦でもあります。練習をしている道場には、足寄高校弓道部の生徒たちの「よし」という声、そして矢が的に当たる音がいつも響き渡っています。一緒に練習する生徒たちの所作はとても洗練されていて、彼らの表情からは集中力やひたむきな姿勢が伝わってきます。生徒たちの中には、矢が外れると一瞬落胆したようなしぐさを見せる生徒もいれば、外れても全く動じない生徒もいます。彼らの姿を見て、弓道は一連の流れがとても美しい武道だと感じました。
最初の数週間はひたすら所作に慣れる練習をしました。1本の矢を放つ動作には8つの姿勢があり、それぞれに意味があります。最初は弓を持たずに想像で矢を放つ練習をしました。誰かに見られながら想像で矢を放つ練習は、最初は少し恥ずかしかったですが、頑張って続け、最近ようやく弓に触れることが許されました。私にとっては大きな一歩となりました。実際に弓を持って練習してみると思っていたように動かせず、弓を触れるようになったことで弓道の難しさをさらに感じるようになりました。矢を放つ動作は非常に繊細で、親指のわずかな角度で大きく変わります。上達するためには、何年もの努力が必要だと思いますが、指導してくれる多治見先生や足寄高校弓道部の生徒たちのためにも練習を頑張りたいと思います!
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