◆3010運動で地球温暖化を阻止しましょう
忘年会やパーティーのシーズンを迎え、おいしい料理を囲んで楽しいひとときを過ごす機会が増える方も多いことでしょう。今回は3010(さんまる・いちまる)運動の紹介です。
これは、宴会などで、始めの30分と終わりの10分は、目の前にある料理を楽しむよう努め、食べ残しを減らそうという運動です。
食べ残しを含む食品ロスは気候変動と大きく関わっています。食べ残した食品を生ごみとして焼却処分する場合、水分を多く含むため燃えにくいことから、化石燃料を大量に消費することになり、その分、温室効果ガスを多く排出することになります。また生ごみを直接土の中に埋めると、微生物によって分解され、メタンが発生します。メタンはCO2の28倍の温室効果があり、これも地球温暖化を助長することにつながります。
全国の食品ロスによる温室効果ガスの排出量は、令和4年の推計値で1046万t、経済損失は4兆円にも達します。また、世界中の食品ロスによる排出量は44億tにもなり、世界的な課題となっています。
食べ放題のお店ではできませんが、食べ残しを持ち帰るための空容器を持参してパーティーに参加するスタイルが、今年はスマートと評価されるかもしれません。
・3010運動普及啓発用三角POPダウンロードページ(環境省)
・食品ロス量推計値の公表と食品ロスによる経済損失及び温室効果ガス排出量の推計結果(消費者庁)
※QRコードは本紙P.32をご覧ください。
詳細:役場経済課商工観光・エネルギー担当
【電話】28-3863
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