◆バレンタインデー:カナダと日本を比較して
カミール・エスペリータ
カナダでの一般的なバレンタインデーは、バレンタインをテーマにしたシンプルなカードを用意し、そこにキャンディーやチョコレートを添えて、クラスメートや友達、普段お世話になっている先生や同僚などに贈ります。しかし、カップルになると、お花や宝石、時には海外旅行をプレゼントすることもあります。
数年前、私の父は母にフィリピンへの里帰り旅行をプレゼントし、そのお返しに、母は新しい腕時計と豪華な手料理を振る舞いました。日本のバレンタインデーとは異なり、カナダでは男女がお互いにプレゼントを交換し合う習慣があります。
昨年、私は初めて日本でのバレンタインデーを経験しました。そのときに学んだことは、日本では主に女性が中心になって、男性にチョコレートを贈る文化だということです。私の周りの女性たちが友達や家族、恋人に渡すためにさまざまな種類のチョコレートを準備していたことはとても興味深かったです。
また日本には「本命チョコ」と「義理チョコ」というものがあることを知りました。私は友達の恋愛話を聞くことが好きなのですが、日本の友人がどのようにして「本命チョコ」を渡せば相手に喜んでもらえるか悩む姿はとても印象的でした。女性たちが好きな人に喜んでもらえるようにチョコレートを選んだり、作ったりとたくさん努力していることは素晴らしいと思いました。
バレンタインデーの祝い方は日本とカナダでは異なりますが、自分の周りの人たちに愛や感謝を表現するという精神は変わらないと思います。皆さんはバレンタインデーをどのように過ごしますか。
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