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生涯学習情報コーナー 智究人(ちきゅうじん) Vol.135(3)

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北海道足寄町

■池田です!頑張っています!!
◆スポーツ少年団交流会2024
4年ぶりとなる足寄町スポーツ少年団交流会が、2月17日に町総合体育館で開催されました。町内のスポーツ少年団に所属する小学生約70人が集い、大運動会形式で行われました。
北海道日本ハムファイターズから、ベースボールアカデミーの市川卓コーチとダンスアカデミーの田村優佳コーチをお招きして、会場を盛り上げてもらいました。市川コーチには効果的なウオーミングアップの指導、田村コーチにはストレッチやダンス指導をしていただき、各種目にも子どもたちと一緒に参加していただきました。
交流会では、各少年団を4チームに振り分けて混合チームをつくり、普段一緒に練習していない仲間たちと力を合わせて戦いました。じゃんけん競争や玉入れ、綱引き、リレーの4種目を行いましたが、最も白熱したのはリレーで、順番を決める作戦タイムから子どもたちは本気で取り組んでいました。リレー本番も全員が一生懸命走ったのはもちろんですが、鳴りやまぬ声援がとても印象的でした。
スポーツを楽しむということにはたくさんの意味があります。競技として趣味として、支える(見る)という楽しみ方もあります。
少年団に所属する皆さんには、今回の交流会のように『本気で取り組んで、一生懸命やって楽しい』を追求していってもらいたいと思います。結果にかかわらず、全力で取り組むことで、スポーツを通じて学ぶべき本質に手が届くはずです。
そのためにも、われわれ大人は、子どもたちが明日も練習がしたいと思える仕掛けを日々模索することが必要です。私を含めスポーツに関わる全ての人が、活力にあふれ、毎日本気で楽しい生活であることを願います。さあ、今日も頑張ろう。

■動物化石博物館情報
◆利別川にアショロアが?!
『西暦20xx年、古生物が、生きている状態で確認されるようになった。』
これは、ハヤカワ新書の一冊として2023年6月に出版された『古生物出現!空想トラベルガイド』という本の一文です。化石でしか知ることができない古代の生き物が、もし現代によみがえったら?という「空想」をトラベルガイドという形で、実際の観光名所と絡めて紹介している本です。著者は、サイエンスライターの土屋健さん。古生物に関する面白い切り口の本をたくさん出版されているので、読んだことがある人もいるかもしれません。この『古生物出現!空想トラベルガイド』には足寄動物化石博物館も協力していて、博物館の化石もたくさん登場します。
〝時空をゆがめる霧現象〟が発生し、古代の生き物たちはその不思議な霧を通って現代に出現する、という設定で描かれている世界ですが、そんな世界の足寄には、アショロアやベヘモトプスなどの束柱類が、なんと利別川に〝出現〟しています。両国橋が、生きている束柱類を観察できる観光名所となっているのです。さらに、オンネトーにはアショロカズハヒゲクジラや原始的なハクジラが出現しています。オンネトーではすてきな写真がたくさん撮影されていますが、その中に水面をジャンプするクジラが写っていたらと「空想」するのも楽しいです。
阿寒湖では巨大なダイカイギュウを遊覧船から観察したり、昆布刈石の海岸では日なたぼっこするアロデスムスを展望台から眺めたり、大樹のロケット発射場の近くにはタイキケトゥスを観察できるホエール・スポットがあったり、網走監獄の中をホッカイドルニスが散歩していたりと、なかなかリアルな「空想」でいっぱいです。足寄の化石だけではなく、日本各地の化石が同じような「設定」で紹介されており、化石に詳しい人もそうでない人も楽しめるのでおすすめです。

詳細:博物館
【電話】25-9100

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