◇商工観光振興対策
新型コロナウイルス感染症の影響から活気が戻りつつありますが、コロナ以前までには回復していない状況にあることから足寄町商工会や金融機関と連携し、町内事業者の状況把握に努め、必要な対応を検討します。
町のイベントである「足寄ふるさとラワンぶきまつり」「足寄ふるさと盆踊り・両国花火大会」について、実行委員会とともに、さらなる充実に努めます。また雌阿寒岳・オンネトー地区の観光振興についても、あしょろ観光協会や地元事業者等と連携し、魅力ある観光コンテンツの充実に努めます。
◇橋梁長寿命化修繕事業
一天橋およびつつじ橋の修繕工事を行うとともに、令和7年度の修繕に向けて、柏倉中央橋および西洋橋の調査設計を行います。
◇道路ストック修繕事業
町道整備工事や傷んだ舗装の補修工事、街路灯のLED化等を総合計画に基づき進めます。
◇公園事業
里見が丘公園整備事業として、旧青少年会館から足寄高校西側にある公園駐車場までの園路を整備するほか、案内板の設置工事を行います。
公園長寿命化修繕事業として、遊具等の保守点検結果に基づき、計画的な修繕を行います。
◇消防体制の推進
消防体制について、地域防災力の要である消防団員の確保と装備の充実を図り、消防体制の強化に努めます。
第5分団1部(中足寄)の消防ポンプ自動車を更新するとともに、消防庁舎仮眠室等空調設備更新工事および上足寄消防団詰所の屋根塗装工事を行います。
◇防災
頻発する異常気象や大規模地震・火山噴火、大規模停電等の災害に備えるため、引き続き自主防災組織の結成に係る支援の強化を図るとともに、冬季における避難所対策としてポータブルストーブを購入するほか、夏季におけるクーラーの借り上げなど防災資機材の増強等を行います。
◇簡易水道事業
施設維持管理業務の充実と安心・安全な水道水の安定供給を引き続き図ります。
◇介護サービス事業
特別養護老人ホームの運営について、利用者の立場に立った質の高いサービスの提供に努め、利用者の健康保持、安全・安心な生活を送ることのできる施設づくりを今後も進めます。
施設の建て替えについて、本年度から工事着手し、令和7年度の供用開始を目指し事業を進めます。
◇上水道事業
安心・安全な水道水の安定供給を図るため、老朽管路の更新と道路改良工事に伴う配水管移設工事を行います。
◇下水道事業
ストックマネジメント計画に基づき、老朽化した旭町のマンホールポンプ更新工事を行い、下水終末処理場については、長寿命化を図るための点検を行います。
既設汚水管については、高圧洗浄やカメラ調査を計画的に進め、適正な維持管理を行います。
◇国民健康保険病院事業
4月から新たに内科常勤医師1名が着任し常勤医師が5名体制となりました。経営基盤安定のためには、医師および看護師など医療従事者の安定的確保と定着化が必要不可欠であることから、引き続き重点課題として取り組みます。
町民の皆さんが住み慣れたこの町で安心して必要な医療を受けられるよう、救急告示医療機関として24時間365日の救急患者受入体制を維持します。
地域の基幹病院として、良質な医療の提供はもとより、病院スタッフの接遇の向上に努めます。
[令和6年度の当初予算の規模]
・一般会計101億4105万1千円(昨年度当初予算比9・0%増)
・特別会計36億1631万2千円(昨年度当初予算比30・7%増)
・企業会計21億2222万7千円(昨年度当初予算比31・8%増)
合計 158億7959万円(昨年度当初予算比16・0%増)
昨年度は改選期であったことから、全体的に前年度当初比が大幅な伸びとなっているほか、令和6年度から、下水道事業が特別会計から企業会計へ移行したため、企業会計の伸びが大きくなっています。引き続き、限りある財源を効果的に活用し、健全財政の堅持に努め、簡素で効率的な行財政運営と働き方改革を進めます。
町民の皆さんとの対話を大切にして、誰もが「住民にやさしい役場」と感じていただけるよう、議会との連携のもと、協働のまちづくりを進めます。
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