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足寄町成年後見支援センターだより

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北海道足寄町

今月は、成年後見制度を利用したいけれど「申立費用が足りない」「申し立てする親族がいない」など申し立てが困難な方へ町が行っている支援制度についてお知らせします。

■成年後見制度を利用するためには
成年後見制度を利用するには、家庭裁判所への申し立てが必要になります。
家庭裁判所へ申し立てができる人は、本人や配偶者、4親等内の親族、成年後見人等、任意後見人、任意後見受任者、成年後見監督人等、市区町村長、検察官です。
申立費用等は1万円程度ですが、それ以外に戸籍謄本取得の手数料や医師の診断書発行費用、場合によっては家裁申し立て後に医師による鑑定が必要となります。ケースにもよりますが、合計で2万円~10万円程度かかります。また、弁護士や司法書士に手続きを依頼した場合は、これに報酬費用がプラスされます。

■成年後見制度利用支援事業について
◯助成対象となる費用
・成年後見等開始の審判開始に要する費用の全部または一部
・成年後見等開始の審判に要する費用の全部または一部
・親族ではない第三者である成年後見人等の報酬の全部または一部
※報酬助成額は、家庭裁判所が決める額の範囲内で助成し、施設や病院等に入所、入院している場合とそれ以外の場合で上限額が決められています。

◯対象者
町内に在住または介護保険法等で住所地特例を受けている方が対象です。
・生活保護を受けている方
・低所得者で審判の申立費用や成年後見人等への報酬等を負担することが困難であると町長が認める方

■町長申立制度について
成年後見制度を利用したい、利用しなければならない方で、申し立てする親族等がいない場合、町が代わって申し立てを行う制度です。申立費用は町が負担しますが、本人が負担すべき事情がある場合は町が家庭裁判所に申し立てをし、申立費用の全部または一部を請求する場合もあります。

◆市民後見人フォローアップ研修会を開催しました
町成年後見支援センターでは年2回、市民後見人養成研修修了者などを対象としたフォローアップ研修会を開催しています。第1回は令和6年12月9日に開催し、6人が参加しました。
今回は、白糠町で活動している市民後見人に活動報告をしていただきました。弁護士等の専門的な資格を持っていない町民が市民後見人として、被成年後見人(本人)に寄り添って支援している話を聞きました。また、市民後見人に対する町や町社会福祉協議会の支援体制についても聞くことができ、大変勉強になりました。
その他、東京大学特任専門員の東啓二さんから、成年後見制度に関わる民法改正に向けた動向と今後の展望について学びました。
第2回は、2月18日に「相続」をテーマに開催します。

◆無料法律相談開催のお知らせ
町成年後見支援センターでは、本別ひまわり基金法律事務所の弁護士による無料法律相談を開催しています。
相談内容については限定せず「住まいに関すること」「夫婦こどもの問題」「相続・遺言」「負債の整理」など困りごとをご相談ください。
開催日時:その都度、日程調整をしますのでご相談ください。相談時間は、1人30分程度とさせていただきます。
開催場所:町社会福祉協議会
相談受付:事前予約が必要です。必要事項を確認します。
料金:相談料は無料(業務を委任した場合は、別途料金がかかります)。

詳細:町成年後見支援センター(南6-2町社会福祉協議会内)
開設時間:平日 午前8時35分~午後5時5分
土・日・祝日・年末年始は除く
【電話】28-0722

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