今年で9回目となるこの表彰は、女性の活躍の促進、子育てしやすい環境の充実、女性のチカラ(感性や視点等)を生かした地域の活性化等、男女平等参画の推進に関わる活動に取り組んでいる個人、企業、団体および支援している企業、団体等を表彰するものです。
◆いちりんネットワークさん
「美原一輪車クラブ」出身や在籍中の子どもたちの父母によって構成され、一輪車を通して頑張る子どもたちの支援を目的に体幹教室を運営して参加者相互の交流を深めるとともに、「みはら・かがやき食堂」の運営に参加している団体です。
「みはら・かがやき食堂」は活動8年目を迎え、地域住民の交流の場にもなっているこの活動の中で、子どもたちは小さい頃から調理や配膳・ホールの役割を持つスタッフとして活躍しており、地域のさまざまな年代の人と関わるという経験が子どもたちの人間的な成長にもつながっています。
2024(令和6)年2月には、子どもたちの発表・交流の機会として「こどもフェスティバル」を企画・運営し、コロナ禍で発表の場が少なかった、文化やスポーツに親しみ、地道な努力を続けてきた子どもたちを励ますとともに、こども食堂の魅力や意義などを伝える活動を行いました。
地域の大人と子どもたちが協力して「みはら・かがやき食堂」を長年運営し、地域の子どもの食育や体力づくり、居場所づくりに貢献している点が高く評価されました。
今後は、これまで構築したネットワークを生かし、さらに飛躍した活動が期待されています。
◆平野 直美(ひらの なおみ)さん
カウンセラーという職業が広く知られていなかった2012(平成24)年から今日まで、釧路市を中心にカウンセラーとして活動し、孤立・孤独化が進む社会の中で、心に悩みを抱える多くの人に寄り添う活動を続けています。
パートナーのアルコール依存症やDV等で疲弊する女性とその子どものケア、産後うつや介護の悩み、発達障害や不登校の子どもを持つ、主に母親の心のケアに力を入れ、子育てしやすい環境づくりに寄与するとともに、大切な人を自死で亡くした人やパニック障害・不安障害を持つ人のための自助グループを立ち上げ、悩みがある人が安心して悩みを共有し、想いを語れる居場所づくりの活動を行い、カウンセラーとしての中心的な役割を担っています。
自助グループなどの活動を通じて、悩みがある人が安心して悩みを共有し想いを語れる居場所作りを行っています。
カウンセラーとして、地域の人の悩みに寄り添い、地道に活動を続けてきたチャレンジする女性であることが評価されました。
今後は、2024(令和6)年に新たに立ち上げた「ほっかいどう不登校サポート研究所」の活動を行うことにより、子育てしやすい環境づくりに対するより一層の積極的な取り組みが期待されています。
問合先:市役所市民協働推進課
【電話】31-4504
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