■釧路市長
鶴間 秀典(つるま ひでのり)
◆「すべての市民が安心して幸せに笑顔あふれるあったかいまち」の実現を目指して
市民の皆様、市長就任にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
去る10月27日に行われた釧路市長選挙におきまして、市民の皆様の温かいご支援により、市政の舵取り役を担うことになりました。
今は、釧路市長として市政の舵取りを行っていく責任の重大さに、改めまして身の引き締まる思いがしております。
私が現在進めたいと考えていることについてですが、1つ目として、「笑顔倍増計画」であります。
かつてこのまちの基幹産業と言われていた石炭、水産、紙パルプといった産業は、社会情勢の影響を受けて大きな変化を迫られ、その姿を変えざるを得ませんでした。
世の中はますます情報が価値を持つ時代へ移り変わり、地方都市においてもこの情勢に対峙していく必要がありますし、当市においては、若年世代の急激な減少が、まちとしての機能に大きく影響を与えており、若者の働く場と学びの場の確保を早急に進めていく必要があります。
2つ目として、「世界展開戦略」についてであります。海に面した釧路の利点を最大限発揮できるよう、物流の利便性を高める取り組みを進めるとともに、地域の農水産物などの輸出の強化を目指し、地元企業の輸出を支援し、外貨獲得を目指します。
3つ目として、「未来の人づくり」であります。「釧路の未来」への投資という視点で、職員の皆さんの短期・長期での派遣や出向を後押しします。また、教育については、グローバル人材の育成が何より大切だと考えており、世界基準で学べる高校の認定を目指すなど、国際化を推進してまいります。
4つ目として、「行財政運営」であります。釧路市はこれまでも、行財政改革に積極的に取り組んできました。しかしながら、さまざまな分野で高騰している物価は、必要な行政サービスや市民生活に大きく影響を及ぼしておりますことから、メリハリのある戦略的な行財政運営を心がけたいと考えております。
「すべての市民が安心して幸せに笑顔あふれるあったかいまちを創っていく。」これが私の目標であり、使命であります。
勇気と優しさを持ち、全身全霊を傾けて市政の運営にあたっていくことをお誓いし、市長就任のごあいさつとさせていただきます。
▽略歴
1974(昭和49)年6月5日生まれ。
1997(平成9)年3月 北海道大学経済学部卒業。
2003(平成15)年4月 阿寒町議会議員に初当選。
2005(平成17)年10月 合併により釧路市議会議員に就任。
2007(平成19)年4月 釧路市議会議員に二選。
2011(平成23)年4月 釧路市議会議員に三選。
2015(平成27)年4月 釧路市議会議員に四選。
2019(令和元)年8月 ゲストハウスCRANE鶴代表。
2023(令和5)年4月 北海道議会議員に初当選。
2024(令和6)年10月 釧路市長に初当選(11月2日就任)。
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