大村雪乃(おおむらゆきの)(1988~)は、文房具として販売されている円形のシールを重ね合わせ、現実と虚構、写実と抽象表現を横断するユニークなアート作品を生み出す注目の美術家です。
身近な素材で誰もが楽しめる表現を追求したその作品は、離れた位置から見ると写真のようにリアルに見えますが、近くで見ると1枚1枚シールを貼って描かれていることが分かります。
電力を大量消費して生まれる夜景の美しさが、安価な丸シールで再現されているというギャップや、人の手を感じさせない工場生産のシールがイメージさせる都会の景色のよそよそしさなど、美しさの中に含まれる違和感をはらんだ表現は、私たちを刺激してやみません。
本展では、“奇跡の夜景”と呼ばれる代表作の他、花のシリーズや釧路の自然をモチーフとした新作、およびカッティングシートを導入した新たな表現を含む約70点を紹介。
会期中には、釧路の風景をテーマに、参加者が一緒につくり上げる大型作品も展示します。
日時:6月29日(土)~8月18日(日)午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(15日(月)、8月12日(月)を除く)
観覧料:
・一般…800(600)円
・大学生以下…無料
※( )内は10人以上の団体料金
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けた方および付き添いの方は無料
■来館者参加型作品
◇みんなで1つの大きな作品を完成させよう!
横幅3メートルもある大きい下絵の丸に合わせてシールを貼って、皆で釧路のシールアート作品を完成させよう!
対象:ご来館の皆さん
会場:市立美術館ギャラリー内
※参加料無料(要観覧料)、事前予約不要
※いつでも参加OK!
問合先:釧路市立美術館
幣舞町4-28 まなぼっと幣舞3階
【電話】42-6116
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