こんにちは!消費生活相談室です

25／29

■自宅を売っても住み続けられる?リースバックは慎重に検討を!
▽(独)国民生活センター事例
4年前、所有していたマンションを売り、そのまま賃貸でそこに住み続けられる契約をした。売却価格は1千万円で、家賃は月額9万5千円。当時の月収は夫と私の年金で25万円以上あったが、しばらくして夫が亡くなり、年金が減って家賃の支払いが遅れるようになった。集金員が催促に来たので事情を話すと「払わないなら出て行ってもらう。」と言われた。(70歳代)

▽消費者へのアドバイス
・自宅を不動産業者に売却して代金を受け取り、同時に賃貸借契約を結んで、その後は家賃を払いながら同じ家に住み続ける「リースバック」という不動産取引があります。
・リースバックで結んだ賃貸借契約は、期間が定められる場合も多く、ずっと住み続けられる保証はありません。家賃が相場より高額に設定されてしまうことや、契約更新時に家賃が値上げされることもあります。また、経済的事情の変化により支払えなくなる場合もあります。
・自宅の売却はクーリング・オフができず、契約が成立してしまうと無条件で解除できないため、メリットだけでなくデメリットや仕組みもよく理解して慎重に考えましょう。
・不動産取引は複雑なので、契約する前に家族など信頼できる人に相談し、一人で対応しないようにしましょう。

▽困った時は、気軽にご相談ください

問合先：南空知消費生活相談室
【電話】0123-72-3581
毎週月・木曜日…13時～16時、毎月第2・4水曜日…13時～15時