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自治体の皆さまへ

年頭の挨拶(1)

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北海道長沼町

■新年を迎えて
長沼町長 齋藤良彦

あけましておめでとうございます。
令和6年の輝かしい新春を迎え、謹んでご挨拶を申し上げます。
皆様には日頃より、町政の推進に対し、深いご理解と温かいご協力を賜り、心から厚くお礼申し上げます。

昨年を振り返りますと、国際情勢の不安定化による原油や天然ガスなどのエネルギー資源の高騰、アメリカと日本との金利格差による急激な円安など、様々な要因での物価高騰により、国内外の経済情勢が悪化し、厳しい状況に直面しました。
このような中ではありますが、町ではこれまでに、子育て世帯生活応援給付金給付事業や生活応援商品券配布事業など、様々な物価高騰対策に取り組んでまいりました。今後とも予断を許さない社会情勢でございますが、状況に応じ、的確に、また柔軟に対策を講じてまいります。
新型コロナウイルス感染症につきましては、昨年5月に5類感染症に位置付けられ、徐々に社会経済活動が再開されてきたところです。本町におきましても、外出自粛の要請、公共施設の閉鎖、飲食店等の営業時間短縮、高齢者施設等の面会制限など、日常生活や経済活動に大きな影響がありました。町民の皆様には、多くの制約やご不便をお掛けすることとなりましたが、多大なご理解とご協力をいただきましたことに対し、心から感謝申し上げます。
そんな中、昨年は、コロナ禍において中止や制限を余儀なくされていた「夕やけ市」や「マオイ夢祭り」をはじめ、多くの行事やイベントが再開され、大変なにぎわいを再び見ることが出来、町内に活気が戻る喜びを大きく感じたところであります。

現在、町では、道央圏連絡道路や北海道ボールパークと連携した企業誘致、遊休町有地等の利活用など、持続可能な地域づくりに向けた各種施策を進めているところであり、旧南長沼小学校・中学校跡地に誘致した「(株)キャメル珈琲」の工場が稼働を開始し、順調に操業しております。さらに同社が指定管理者となっている「ながぬま温泉の物産館」や「道の駅の農産物直売所」についても、昨年リニューアルされ、多くの来客があり、好評をいただいております。
また、旧北長沼小学校には、昨年4月、私立の小学校「まおい学びのさと小学校」が開校され、入学のため町外から移住してきている方もおり、今後とも地域の活性化などに期待をしているところです。

さらに町を取り巻く環境では、北広島市にボールパークが開業し、千歳市では次世代半導体工場の建設が始まりました。こうした周囲の状況についても好機と捉え、当地域の魅力である立地と景観を最大限に生かし、さらなる発展に努めてまいります。
昨年、農業関係では、猛暑により、畑作物の作柄に影響を受けたものもありましたが、水稲の作況指数は103の「やや良」となり、空知地区「ゆめぴりかコンテスト」において、JAながぬまが2年連続3度目のグランプリに輝くなど、長沼産米の品質の高さを証明しました。

本年も、産業振興や企業誘致、移住定住などの本町独自の『ながぬま創生』に取り組み、人口減少を抑える「人口の安定化」対策を積極的に行い、いつまでも安心して住み続けられる豊かなまちづくりを目指してまいりますので、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
皆様にとりまして、本年が幸多き素晴らしい年でありますことを心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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