Q 認知症とは
A 脳の病気・障がいなどが原因で認知機能(記憶など)が低下し、日常生活に支障がでている状態を示します。病名ではなく、特有の症状や状態を総称する言葉です。
症状:
何らかの原因によって、後天的な脳の障がいが起こり、1度得た認知機能が持続的に低下していく
認知機能の障がいによって、日常生活に支障をきたす
認知症を引き起こす病気(原因疾患)は多数存在しますが、認知症が進行する最大の原因は加齢です。
また、認知症のタイプは主にアルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・血管性認知症・前頭側頭型認知症と4つあり、アルツハイマー型認知症は〔アミロイドβタンパク〕が脳の中に蓄積することが原因で、日本人に最も多い認知症と言われています。
認知症は誰にでも起こる可能性があります。認知症になると物忘れがひどくなり、日常生活や仕事など生活がうまく送れなくなるといったことが起きます。認知症の方自身も自分の変化を感じて苦しんだり、悩んだりします。しかし、認知症について正しい知識を知ることや周囲がサポートすることで認知症になっても安心して暮らしていくことができます。
Q 認知症サポーターとは
A 認知症を正しく理解し、地域に暮らす認知症の方や家族に対して、できる範囲で手助けをする人です。
厚生労働省の呼びかけで、2005年からこの制度が始まりました。今年6月現在で約1,540万人の認知症サポーターが活躍しています。
サポーターだからといって何か特別なことをする必要はありません。認知症の方に対して偏見を持たず、気になることがあればさりげなく見守りながら手助けをすることが求められています。認知症を正しく理解して接するということが、認知症支援においてとても大切です。
本町でも町民向けの認知症サポーター養成講座を開催しており、今年度は10月に行いました。
Q 認知症サポーターステップアップ講座・チームオレンジとは
A 認知症サポーター講座の受講者を対象に、認知症の理解を深め、認知症関連事業へのボランティア活動に参加してもらうことを目的にした講座です。
地域の認知症の方やその家族がやりたいことや支援してほしいことを叶える活動(チームオレンジ)を企画し、参加するための知識やスキルを取得します。チームオレンジとは、認知症の方や家族に対して早期から生活面の支援などを行います。認知症の方もメンバーとしてチームに参加することが望まれます。今年度、初めて認知症サポーターステップアップ講座も開催しました。今後は長沼町でもチームオレンジの立ち上げを行っていきます。認知症について一緒に勉強し、認知症の方や家族が安心して暮らせる町づくりを目指しましょう。
問合先:りふれ内地域包括支援センター
【電話】82-5051
<この記事についてアンケートにご協力ください。>