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令和6年度施政方針(7)

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北海道長沼町

◎観光・レクリエーションの振興
本町は、馬追丘陵とそれに連なる広大な農地といった美しい農村景観を有し、地元の食材を活用したファームレストランや農産物直売施設、カフェなどが数多く立地していることから、町外から多くの観光客が訪れております。本町を訪れる観光客数はコロナ禍前を大きく上回る傾向にあり、更なる道内外観光客の誘客とインバウンドを含めた新たな観光客層の誘致に向け、魅力ある体験型・周遊滞在型コンテンツの開発や、新たな体験メニューの開拓など観光協会やさっぽろ連携中枢都市圏観光協議会、民間とも連携して取り組んでまいります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていた「ながぬまマオイ夢祭り」や「夕やけ市」をはじめとする各種行事・イベントが昨年度から再開され、日々の暮らしに活気を取り戻すためにも、引き続き支援してまいります。
町有観光拠点施設につきましては、道の駅マオイの丘公園やながぬま温泉は、多くの観光資源と本町の魅力の情報発信を行う拠点施設としての役割を担っており、昨年度は「物産館」及び道の駅マオイの丘公園「農産物直売所」がリニューアルオープンし、町内宿泊施設と連携することで、これまでの「通過型」の観光から、地域を知ってもらう「滞在型」の目的地になりつつあります。
「コミュニティ公園」は、平成3年度から都市との交流活動の拠点施設として整備してきましたが、多くの施設が約30年経過しており、老朽化や需要の変化に伴い、整備当初に想定されていた公園施設の機能が十分に発揮されていない状況であるため、維持管理形態の見直しや、より利用しやすい施設として公園機能の再編整備を進めてまいります。
また、昨年開業した北海道ボールパークとの連携によるサイクルイベントへの参加や地域PRブースへの出店を通して、周辺エリア一体への周遊の促進が図られ、多くの観光客の誘引と町内周遊や長時間滞在を推進し、交流人口の増加に努めてまいります。
さらに、本年20年目を迎えるグリーン・ツーリズム事業を推進し、自然の豊かさや新鮮な食、健康や癒しを満喫できる観光地づくりを進めるとともに、姉妹都市である奥州市及び友好親善都市である須賀川市との交流事業においては、物産展を実施するなど、相互理解、地域の振興、経済交流に努めてまいります。

◎企業誘致・雇用対策
これまで本町では、道内主要都市を結ぶ陸上交通の要衝であるという地理的優位性がありながらも、企業立地に繋げられていない状況にありました。しかし、道央圏連絡道路の南長沼ランプまでの開通に伴い、本町の地理的優位性、潜在力が改めて注目され、近年は多くの民間施設の開業がなされております。引き続き、本町が持つポテンシャルを最大限発揮できるような遊休町有地の活用方法の検討を行い、誘致を進めるとともに、工業団地につきましても、未利用地解消のため、地権者に対し活用予定などのヒアリング等を行ったうえで、進出希望企業とのマッチングに努めるとともに、地域経済の牽引や社会課題解決をするローカルスタートアップに対しても支援してまいります。
雇用対策につきましては、町内の学校やハローワークとの連携を図り、長沼町無料職業紹介事業も連動させながら、雇用機会の創出及び雇用者の確保を進めてまいります。また、地域の関係機関が連携した「南空知通年雇用促進協議会」等を活用し、雇用に関する情報収集、意見交換等を行ってまいります。

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