■活動の様子をご紹介します
▽フリーミッション担当 有馬圭亮さん
◎土、鍬(くわ)、種
「真珠色した西の空に、札幌、恵庭、樽前の山影がくっきりと浮きあがり、裾のあたりにたなびいた一面の雲が紫紺色をしていて、どうみてもー」
辻村もと子の著作「馬追原野」の一節は、まるで絵画のように長沼町の風景を描き出しています。今でも高台に立てばこの情景が目の前に広がり、時を超えて先人たちの開拓の精神が感じられます。彼らが見た同じ景色を見つめることで、その魂の一端に触れるような感覚を覚えます。
雪解けの4月、「アートヴィレッジ長沼」の活動をスタートさせました。このプロジェクトは、地域に芸術と文化の交流を促進し、本町を新たな創造の拠点とすることを目指しています。この町に住むすばらしいアーティストや製作者の方々の活躍を支援するのはもちろん、世界で活躍するアーティストや文化的リーダーたちとのネットワークを構築し、彼らが町を訪れ、地域と交流する機会を作っていきます。
この活動は地域の楽しみを増やすだけでなく、未来をつくる子どもたちに芸術や多様な文化に触れる機会を提供します。それが町に明るさをもたらすことを期待しています。本町の美しい自然環境とアクセスのよさは、外から来る人々にとって大変魅力的です。この地での文化交流が活発になれば、地域全体に新たな息吹をもたらし、長沼の魅力を世界に発信する力になります。
先人の開拓スピリットにあやかりながら、小さな「プラオ・マン(「馬追原野」より)」として、この土地に根付く文化の土壌に触れ、新たな種を育てていけたらと思います。
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・有馬隊員
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※各2次元コードは本紙をご覧ください。
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