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自治体の皆さまへ

新年を迎えて

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北海道長沼町

■長沼町長 齋藤良彦

あけましておめでとうございます。
令和7年の輝かしい新春を迎え、謹んでご挨拶を申し上げます。皆様には日頃より、町政の推進に対し、深いご理解と温かいご協力を賜り、心から厚くお礼申し上げます。
昨年の町長選挙では、各方面からの深いご理解と、多くの町民皆様からご支援を賜り、引き続き二期目の町政を担わせていただくことになりました。皆様方から寄せられました尊い信託に応えるべく、清新の気概と情熱をもって、改めて町民皆様の生の声をお聞きし、誰もが幸せを実感できる「まちづくり」を実現するため、全力を傾注してまいる所存であります。

昨年を振り返りますと、新年早々能登半島で震度7の地震が発生し、その翌日には羽田空港において海上保安庁の航空機と民間機が接触する航空事故が発生しました。亡くなられた方々のご冥福と被災されました多くの皆様に心からお見舞いを申し上げます。羽田事故では、客室乗務員の的確な避難誘導と乗客の冷静な行動により、四百名近い搭乗者全員が奇跡的に無事脱出できました。危機においても他者を思いやる国民性が世界から高く評価され、誇らしく思うとともに深い敬意を表します。
町では、平成28年から「タンチョウも住めるまちづくり」に取り組んでいますが、地域の皆様の活動や長沼町の美しい田園風景と自然の営み、そしてタンチョウが町に飛来し、ヒナを誕生させるまでに至った様子などを記録したドキュメンタリー映画「奇跡の子夢野に舞う」が昨年全国で公開・上映され、大きな反響をいただきました。ひとと自然の共生という大切なテーマが描かれ、町内でも特別鑑賞会を開催し、多くの町民皆様にご覧いただいたところです。

国内の経済では景気は回復基調となっておりますが、食品価格の上昇による物価高が再び見られるなど、景気の冷え込みを心配する声も上がっている状況であります。
このような中、町では地方創生臨時交付金を活用しながら、各種物価高騰支援対策を実施しているところであります。今後とも海外経済に引き続き懸念材料も多いため、状況に応じ、的確に、また柔軟に対策を講じてまいります。
現在、事業を進めている一体型義務教育学校につきましては、昨年3月に基本設計が完成し、来年度から始まる建設工事に向けて実施設計に取り組んでいるところであります。9年間の学びを支える教育環境を具現化した校舎を目指し、令和9年度の開校に向けて取り組んでまいります。
町を取り巻く環境は、北広島市にボールパークが開業し、千歳市では次世代半導体工場の建設が進むなど、大きく変化しております。こうした周囲の状況を好機と捉え、本町の魅力である立地と景観を最大限に生かし、さらなる発展に努めてまいります。
昨年、農業関係では、生産者皆様の弛まぬ努力により、水稲の作況指数は「103」の「やや良」となり、さらに畑作物の作柄もおおむね良好で、「豊穣の秋」を迎えたところであります。

本年も、産業振興や企業誘致、子育て支援、移住定住など、人口の安定化と活力あるまちづくりへの施策を積極的に行い、誰もが幸せを実感できる長沼町の実現を目指してまいりますので、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
皆様にとりまして、本年が幸多き素晴らしい年でありますことを心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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