教育委員会では、町内在住の小学校5年生から中学校2年生を対象に、「長沼町子どもリーダー養成研修会」を開催しています。その目的は、町の未来を担う子どもたちの自主性、責任感、協調性を仲間との共同生活などを通して養うとともに、町内の人々や歴史、文化、自然にふれることで郷土愛を培い、地域に根ざしたリーダーを養成することです。
今年度の全5回の研修会が終了しましたので紹介します。今年度は「防災」をテーマに研修を行ってきました。第1回研修会では、5月25日に役場で仲間づくりゲームやオリエンテーションなどを行い、1年間の自己目標や理想のリーダー像を考えました。
第2回研修会は、6月15日、役場で防災ガイドブックを活用しながら町の防災の歴史や対処方法などを学びました。防災グッズの紹介や段ボールベッドの組み立ても体験しました。
第3回研修会は、7月29~30日、国立日高青少年自然の家での宿泊学習。薪割りや火起こし、野外炊事、焼き板クラフト製作などを行いました。数年前に子どもリーダー養成研修会を修了した高校生の手伝いも得て、互いを思いやる活動ができました。
第4回研修会は、9月7日、マオイオートランドで非常時の調理体験として、湯せんでご飯とキーマカレーを作りました。包丁がわりに使用した肥後守(ひごのかみ)は男子たちから大人気でした。
第5回研修会は、11月30日、札幌市民防災センターと札幌市青少年科学館で体験学習や施設見学を行いました。煙避難体験や暴風体験、災害バーチャル体験などは、防災意識を高める体験になりました。役場に戻って解団式を行い、間嶋教育長から修了証書を手渡され、1年間の振り返りを一人ひとり発表しました。
今年度の研修を通して、子どもたちはたくましく成長しました。これからも、様々な場面でリーダーとして活躍することを期待しています。
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