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令和6年度町政執行方針(2)

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北海道雨竜町

■産業振興による足腰の強い活力あるまちづくり
▽特色ある持続的な農林業の展開
後継者・新規就農者を守り育てるため、農業後継者未来応援事業の活用、就農コーディネーターによる新規就農者や就農研修者への支援を図るなど、関係機関・団体が一体となって新規就農者育成プロジェクトを進めてまいります。
スマート農業の基盤となる土地改良事業は、国営緊急農地再編整備事業雨竜暑寒地区の完了整備が行われ換地清算が始まることから、関係機関と連携を図り円滑に進めてまいります。
また、国営施設応急対策事業新雨竜二期地区では、南伏古及び逆川排水機場の改修工事が進められます。
道営経営体育成基盤整備事業では、北友南地区、東栄第1地区、東栄第2地区が継続整備されるほか、渭の津2地区の事業採択が予定されております。
更に、老朽化した幹線排水路整備では、洲本10号排水路の改修を農業水路等長寿命化・防災減災事業により進めてまいります。
環境に配慮した、安全で良質なブランド米「うりゅう米」の作付け及び出荷量拡大に向け、支援を拡充してまいります。
作付け戸数・面積が減少傾向にある「暑寒メロン」を生産する農家に対し、引き続き生産資材や種苗購入に係る経費の助成を進めてまいります。
有害鳥獣対策については、農作物をシカやアライグマの被害から守るため、地域住民や関係機関と調整を図り、役割分担をしながら一体となって被害の拡大防止に努めてまいります。
また、近年は居住地へのクマの出没が増えていることから、ヒグマ春期管理捕獲事業を実施するとともにヒグマ捕獲用箱罠を増設するなど、対策の強化を図ってまいります。
林業の振興については、森林資源の活用と水資源等の環境保全のため、除間伐等の各種事業を継続実施するとともに、町有林・民有林及び林道の計画的な維持・管理に努め、桂の沢北線林業専用道新設工事に着手してまいります。

▽産業間連携による活力ある商工業の展開
人口の減少等による購買力の低下や、燃料・エネルギー価格高騰・人件費の増など商工業者を取り巻く環境が厳しい中、昨年は新たに4件の起業がありました。
経営の安定と近代化促進のため、利子補給事業を継続するとともに、起業・新規開業への支援や環境に配慮した店舗改修、にぎわいを創り出す取組み、更には生鮮食料品販売等に伴う店舗整備への支援を新たに進めてまいります。
特産品開発については、町内で起業した事業者が、地元農産物を使った特産品の開発・製品化に取り組んでいるところであります。
雨竜町特産品開発協議会を通じて、更に、民間企業との連携、共同開発などを積極的に進めてまいります。

▽地域の魅力を発信する観光の展開
本年は、雨竜沼湿原が北海道遺産に登録されてから20年を迎えます。雨竜を代表する観光スポットとして、引続き登山客の適切な受け入れとゲートパーク施設の維持管理・環境保全に努めてまいります。
加えて、来年はラムサール条約登録湿地20年の節目を迎えます。
雨竜沼湿原の魅力と価値をPRするための準備を進めてまいります。
更に、道の駅の機能を充実させるべく、株式会社雨竜町振興公社や雨竜町観光協会と連携を密にして、情報発信に努めてまいります。観光客誘致の起爆剤として、引続き観光誘客促進雨竜割引事業を進めてまいります。

▽雇用環境の創出と就業機会の確保
就労ニーズの多様化、人材不足により、常時雇用者やパート職員の人材確保も難しい状況にあることから、既存企業・商店における経営強化のため、事業拡充支援等による雇用環境を創出し、就業機会の確保と充実に努めてまいります。

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