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【健康情報】電子メディアと子どもの上手な付き合い方

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北海道音更町

テレビやスマホ、ゲームなどの電子メディアは今や生活に欠かせない存在となっており、情報を知る、覚える能力が育つ一方で子どもの成長・発達への影響があることも明らかになっています。

◆電子メディアが子どもに与える影響
・言葉…メディア視聴のような一方通行の遊びばかりになると、人とのコミュニケーション経験が少なくなり、言葉の成長・発達に影響が出るといわれています。
・運動…おもちゃなどで指先を使う経験や、外遊びで体を使う経験が減ると運動発達の遅れや体力の低下を招きます。
・生活リズム…視聴時間が長くなることで「就寝時間が遅くなる」「朝起きられない」「欠食」「便秘」など生活リズムの乱れにつながります。
・視力…メディア視聴は目への負担が大きく、ピントの調節機能や物を立体的に見る機能の発達が妨げられることで、視力が低下します。

◆電子メディアとの上手なつきあい方
日本小児科医会では次のように子どもとメディアに関する5つの提言を発表しています。
(1)2歳まではテレビ・ビデオの視聴を控えましょう。
(2)授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴はやめましょう。
(3)全てのメディアに接触する総時間を制限することが重要です。1日2時間までを目安と考えます。
(4)子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パソコンを置かないようにしましょう。
(5)保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。
現代において、スマホを含むメディアは子どもにとっても身近な存在となっていますが、メディア中心の生活とならないよう、視聴するタイミングや時間、内容を見直し、上手に付き合っていきましょう。

◆子どもの成長・発達を促す遊び
外遊びで経験するジャンプや走ること、階段の昇り降りなどの活動は、自分の意志で体を動かす力や動体視力を育てます。また、しっかり汗をかくことで体温の調節がうまくできるようになり、風邪をひきにくくなります。
室内遊びで経験するごっこ遊びや読み聞かせ、はさみなどの道具を使う活動は、自分で考える力やコミュニケーション力、感情の理解を育てます。
子どもは人との関わり合いや遊びなどの実体験を重ねることによって心と体を成長させます。メディア視聴のような一方通行でない、双方向のやりとりをたくさん経験させましょう。

問合先:保健センター内健康推進課
【電話】42-2712【FAX】42-2713

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