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史跡文化財をたずねて 5 ~木野市街地編~

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北海道音更町

教育委員会では、史跡文化財マップを作成し、町内にある史跡や文化財を紹介しています。
地域ごとに6つのエリアに分け、隔月連載でその内容をお伝えしています。今月は木野市街地編です。

■国鉄士幌線木野駅跡
大正14(1925)年12月、帯広・士幌間が部分開通しました。木野駅は、木野村甚太郎所有の農場に設置されたことから、駅名が木野になりました。
駅開設後、駅を中心に商店や雑穀工場なども増加しました。

■千野農場跡地
明治31(1898)年、東京在住の千野儀正は、下士幌、音更原野の土地の払い下げを無償で受けました。面積は約190ヘクタール、南北は下音更北1線から北3線まで、東西は基線から東4号までの区域です。
明治、大正、昭和にかけて、千野市街には100人規模の雑穀工場があり、雑穀の町として繁栄しました。

■松浦武四郎歌碑
碑に記されている歌は、この地を訪れた松浦武四郎が、当地の将来の発展を予見して、「モケナシ」の高台(富丘)で詠んだものです。
大正8(1919)年、帯広・十勝開拓の由来を刻み、鈴蘭公園内に帯広開町記念碑として建立されました。

■開成橋跡と十勝大橋
明治38(1905)年5月、十勝川両岸の有志は「帯広音更架橋組合」を作り、私設で有料の十勝川初の木橋「開成橋」を架橋しました。
その後、洪水で何度も流失しましたが、明治44(1911)年、国費の木橋「河西橋」、大正10(1921)年、2代目「河西橋」、昭和15(1940)年、東洋一のコンクリート橋「十勝大橋」、平成8(1996)年、斜長橋「新十勝大橋」と架け替えられました。

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