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音更町名誉町民 元音更町長 山口武敏氏逝去 しめやかに町葬を執行

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北海道音更町

平成21年4月9日に退任された元音更町長で名誉町民の山口武敏氏が3月12日に逝去され、去る3月30日、文化センターで音更町葬がしめやかに執り行われました。
氏は、平成9年4月から3期12年にわたり町長を務められ、音更町の発展に尽くされました。

元音更町長で名誉町民の山口武敏氏(享年84歳)が3月12日午後、逝去されました。
昭和15年3月15日本別町に生まれ、昭和34年に帯広柏葉高校を卒業後、音更町役場に奉職され、町の発展のため揺るぎない信念を持って職務に精励されました。
その後、広報広聴課長、企画課長、市街地開発推進室長などを経て、平成5年からは振興部長を務められるなど多くの要職を歴任されました。
そして平成9年多くの町民の衆望を担い音更町長に当選され、以来、平成21年までの3期12年間、町民の英知を結集して策定した「第4期音更町総合計画」を着実に推進し、人口4万5千人を達成したほか、町民、議会、町の適切な役割分担と協力によるまちづくりを進めるための最高規範として、町民自らの意思に基づいた自治の実現を目指したまちの憲法とも言うべき「音更町まちづくり基本条例」の制定に尽力されました。
また、町内に高速道路のインターチェンジが立地されたことに着目し、隣接した場所にIC工業団地を造成し、誘致策を講じた結果、多くの事業所が立地し、今や本町をはじめ十勝全体で生産される農畜産物の一大物流拠点として成長しています。さらにバブル崩壊後の景気低迷により各自治体が財政危機に直面する中、町民の理解の下で、財政健全化5か年計画を策定し、着実に財政の健全化を図るなど、その卓越した行政手腕と指導力をもって、数多くの課題を解決へと導き、町の発展に多大な貢献をされました。
また、音更町土地改良区理事長として農業の振興に不可欠な土地改良事業の着実な実施に尽力されたほか、北十勝消防事務組合管理者として消防・救急体制の充実強化を推進しました。このほか、十勝町村会副会長や北海道町村会理事など、幅広い分野において要職を歴任され、その手腕を余すことなく発揮するなど、卓越した識見と的確な判断力は誰もが認めるところです。
これらの功績により旭日双光章、全国町村会表彰、音更町特別功労賞、北海道社会貢献賞を受賞され、音更町名誉町民の称号を受けるなど、数々の栄誉に浴されました。

■およそ200人が町葬に参列
町は、氏の生前の功績に報いるため、3月30日午前11時から文化センターで町葬を執り行い、遺族、町民ら約200人の参列者が故人との別れを惜しみました。
朗らかな表情を浮かべた遺影と遺骨を菊の花などで囲んだ祭壇を前に全員で黙祷をささげた後、経歴・功績紹介に続いて葬儀委員長の小野町長が追悼の辞を述べ、髙瀬町議会議長らが惜別の思いをつづった弔辞をささげました。
その後、祭壇の前に小野町長や恵子夫人ら5人が輪花を捧げ、遺族や参列者一人一人が献花を行い、故人をしのびました。

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