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史跡文化財をたずねて 3 ~然別川沿いの地編~

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北海道音更町

教育委員会では、史跡文化財マップを作成し、町内にある史跡や文化財を紹介しています。
地域ごとに6つのエリアに分け、隔月連載でその内容をお伝えしています。今月は然別川沿いの地編です。

■富山県「江波(よなみ)団体」入植地と「東士狩獅子舞」
明治30(1897)年2月、富山県西砺波郡高波村大字江波村の西嶋要次郎、中川磯次郎らは、同志を募り23戸が西4線から西8線、7号から12号の現在の東士狩地区に入植しました。
「東士狩獅子舞」は、郷里で獅子方のメンバーだった者が中心となり、郷里から道具衣装を取り寄せ、明治35(1902)年、東士狩神社の春祭りに奉納。平成12年に町指定文化財の指定を受けました。

■富山県「矢部団体」入植地と「矢部獅子舞」
明治30(1897)年2月、富山県西砺波郡山王村大字矢部村から、団体長の田守太吉ら一行25戸は、音更の南西部、西4線から西8線、2号から7号の現在の矢部地区に入植しました。
「矢部獅子舞」は、郷里での経験者が指導者となって練習を重ね、明治37(1904)年、住吉神社鎮座祭に奉納したのが始まりです。平成12年に町指定文化財の指定を受けました。

■渡辺勝の記念碑
渡辺勝は、明治22(1889)年、シカリベツブト(然別地域)に牧場を開き、明治26(1893)年には、この地に定住しています。渡辺勝とカネ夫妻は、この地を中心に「音更コタン」のアイヌ民族の世話係や然別地域の開拓の先駆けとして、地域発展のために大きな役割を果たしました。

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