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自治体の皆さまへ

共生社会の実現に向けて Vol.19

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北海道音更町

皆さんの周りには、認知症の人がいますか。認知症とは、さまざまな脳の病気により、脳の神経細胞の働きが衰え、認知機能が低下して、社会生活に支障を来した状態のことをいいます。日本では、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると見込まれており、とても身近なものです。

◆認知症には以下のような症状があります
・中核症状…記憶障がい、見当識障がい(時間や季節などがわからなくなる)、理解・判断力の障がい、実行機能障がい(順序立てができない)など
・行動・心理症状…不安、焦り、怒り、うつ状態、幻覚、妄想、歩き回り、興奮、排泄物をいじる など

認知症の人が、尊厳を保持しつつ希望を持って暮らすことができるように、今年の1月1日から「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」、通称「認知症基本法」が施行されました。
この法律の基本的な8つの施策は、(1)認知症の人に関する国民の理解の増進など(2)認知症の人の生活におけるバリアフリー化の推進(3)認知症の人の社会参加の機会の確保など(4)認知症の人の意思決定の支援および権利利益の保護(5)保健医療サービスおよび福祉サービスの提供体制の整備など(6)相談体制の整備など(7)研究などの推進(8)認知症の予防などです。
これらを踏まえて町は、「認知症になったら何もできなくなる」「支えられる人」という認知症に対する画一的で否定的な認識を払拭し、認知症の人の姿と声を通じて、認知症とともに希望を持って生きるという「新しい認知症観」の普及に取り組んでいます。
町のホームページに各種取り組みや認知症ガイドブックを掲載しているほか、認知症講演会の開催も予定していますので、町民の皆さん一人一人が理解を深めていきましょう。

問合先:役場企画課企画調整係
【電話】内線213

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