◆フードバンクについて
フードバンクとは、食品の規格外品、過剰在庫、包装の破損、印字ミスなどの理由で、流通に出すことができない食品を企業などから寄贈していただき、必要としている施設や団体、困窮世帯などに無償で提供する活動のことです。
日本では2000年以降フードバンクの活動が始まり、食品提供側は、環境負荷・廃棄コスト削減、従業員のモチベーション向上などの効果があり、受け取り側は、社会からの孤立回避や生活費の捻出、子どもなどへの健康的な食事の確保ができる効果があります。
しかし、食品ロスの問題や貧困問題への認識が十分に浸透していないこともあり、まだ活動自体が十分に認知されているとは言い難い状況にあります。国の推計などによると、日本では食品廃棄物のうち、まだ食べられる食品が令和4年度で年間約472万トンも廃棄されており、また、貧困世帯で暮らす17歳以下の子どもの割合、いわゆる子どもの貧困率は、令和3年度で11.5パーセントとなり、子どものおよそ9人に1人が貧困状態にあります。
今後もより多くの人に知っていただき、フードバンク活動を活発化し、食品ロス・貧困問題を改善していかなければなりません。
音更町では、令和4年4月1日から音更町社会福祉協議会を中心に本事業に取り組んでおり、何らかの理由により生活にお困りの人に、おおむね1カ月間程度無償で食品などを提供しています。
皆さんも家庭に眠っている食品などがあれば、社会福祉協議会に寄附をして、貧困状態にある子どもたちが心豊かに安心して、その個性や能力を発揮しながら生活できるよう支援してみませんか。
問合先:役場企画課企画調整係
【電話】内線213
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