保育士・保育教諭は、豊かな専門知識を持って、多くのこどもの主体性や生き方を育むのと同時に、保護者や地域の子育て支援も行う職業です。
今月号から3月号まで、3回に分けて保育のお仕事の魅力をお伝えします。1回目となる今月号では、保育現場の最前線で働く保育教諭の様子をお伝えします。こどもの成長に関わり、魅力あふれる保育士・保育教諭さんの仕事。皆さんも目指してみませんか。
■佐藤はるきさん
帯広大谷短期大学付属大谷幼稚園
音更町出身。帯広大谷短期大学卒業後、帯広大谷短期大学付属大谷幼稚園に入職。趣味は、好きな曲を聞きながらドライブをすること。お酒好きな一面も。
◇幼い頃からの夢だった保育教諭
幼い頃からこどもたちのお世話をする機会が多く、お世話をする楽しさや感謝されるうれしさをいつも感じていました。また、自分が園児だった頃の担任の先生のようになりたいという気持ちがあり、小学生の頃から「将来は保育教諭になりたい!」と思っていました。
帯広大谷短期大学での実習や保育園でのアルバイト経験を通して、保育教諭になりたいという思いがさらに強くなりました。
◇こどもの成長を感じられる仕事
初めは、一人で朝の準備などを行うことができなかったこどもが、自分一人で準備ができるようになったり、できるようになったことに自信を持つ姿を見ることができたときに、こどもの成長を感じるとともに、私自身もうれしくなります。
また、こどもたちからの「先生大好き!」や保護者の皆さんからの「ありがとう」という言葉が自分の励みになっています。
その反面、クラスでは十数人対自分となることが多いため、担任としてこどもたちをまとめるということはとても大変だと感じています。こどもたちの気持ちに寄り添いたいと思っているものの、気持ちをうまくくみ取れないときは、「どうして気持ちを分かってあげられないのだろう」と思うことがあります。
◇社会人になってからも活用できる知識
帯広大谷短期大学での生活は、コロナ禍ということもあり学校に直接通うことが少なく、ほとんどがリモートでの授業でした。
しかし、短大で学ぶことのできた授業は「楽しい!」と感じるものが多かったです。
短大では新しい友人もでき、今ではその友人がよき相談相手となっています。短大の学園祭である「蘭華祭(らんかさい)」に参加したときは、同じ係の友人とゲームを考えた準備期間がとても楽しかったです。
また、ものづくりの遊びは、短大で学んだ知識をよく活用しています。私はピアノの経験がなかったため、短大でピアノの授業を受けることができ、今ではものすごく役に立っています。
問合先:役場子ども福祉課保育支援係
【電話】内線538
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