2回目となる今月号では、小規模保育事業所(※1)で子育て支援員(※2)として働く職員さんにお話を伺いました。子育て支援員は、保育士資格がなくても保育現場で働くことができます。こどもが好き、子育ての経験を生かしたい、こどもと関わる職業に少しでも興味がある皆さん、ぜひ保育の現場で活躍してみませんか。
※1…少人数で0歳から2歳児までのお子さんを預かる保育施設
※2…北海道などが実施する研修を修了し、必要な知識や技術を取得したと認められる人
〔古川絵美さん〕
小規模保育事業所 ゆめのもりほいくえん
帯広市出身。自分のこどもを保育園に預けていたときに、実際に働く保育士さんの姿を見て、保育の現場で働くことを決意。趣味は、音楽を聞くこと、買い物をすること。
■子育て支援員の仕事内容
園児とお散歩に行ったり、おままごとやおもちゃで遊んだり、食事や排泄の介助、園内の掃除や洗濯などを行っています。
■園児一人一人と向き合える
小規模保育事業所は、少人数制なので、園児一人一人と向き合える時間がたくさんあり、きめ細かな保育ができると思います。おうちにいるような、大人が見守っている安心できる温かさを感じられるところがとても魅力的です。
また、園児のかわいい笑顔や、さまざまな表情、成長過程を見届けられることや、遊んでいて楽しく笑ったり、うまくできなくて泣いてしまったり、昨日できなかったことができるようになった喜び、お話をしてくれる言葉や仕草が毎日違っていて、その時間を一緒に過ごせることがとてもうれしくやりがいを感じます。
■子育て支援員になるために
子育て支援員になるために、リモートと対面で「子育て支援員研修」を受講しました。リモートでの研修は、動画を見て受講する形だったため、勤務体制を見ながら、約3週間ほどかけて、自分のペースで受講することができました。対面での研修は、心肺蘇生の方法などを実際に体験しながら学びました。
研修では、保育所がどのような施設なのか、安全性、こどもの発達、小児保健、保護者や保育スタッフ、人との関りが重要であることなどを学びました。
研修を通して、こども一人一人の個性を大切にし、寄り添い、楽しく安全に過ごす保育を目指すこと、また、日頃から一緒に働く職員同士で情報共有し、安心して預けられる保育園にしていくことが大切だと感じました。
■保育施設で働きたいと思っている人へ
保育施設では、園児、保護者、保育スタッフ、地域の皆さんなどたくさんの人たちとの関わりがあります。
こどもたちのたくさんの笑顔を見られることはとてもうれしくやりがいを感じます。こどもたちから学ぶこともたくさんあります。
私もまだまだ学ぶことは多いので、保育施設で働きたいと考えている人は、一緒に頑張りましょう!
問合先:役場子ども福祉課保育支援係
【電話】内線538
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