音更消防署は、令和6年1月1日から12月31日までの救急出動件数や火災発生件数などを集計した「令和6年消防概要」をまとめました。
救急出動件数は、前年に比べ149件減の1867件、搬送人員は1722人でした(図1)。割合にすると、1日に約5・1件、1カ月で約155件、約4時間半に1回の割合で救急車が出動し、町民の約22・8人に1人が搬送されたことになります。また、高齢者(65歳以上)の搬送者は全体の62・1%でした。
出動内容は、急病が1265件、一般負傷が234件、交通事故が97件などとなっています(図2)。傷病程度は、前年に比べ、軽症は100人減の771人、中等症は5人減の695人、重症は4人減の206人、死亡は8人増の50人でした(図3)。
本当に救急車を必要としている人のために、今一度救急車の適正利用について、町民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。
火災発生件数は、前年に比べ1件減の15件で、火災の損害額は前年に比べ、6337万6千円増の8188万3千円となりました。火災種別の内訳として、前年より建物火災が2件減の8件、車両火災が1件減の3件、その他火災が2件増の4件でした。
過去の火災原因調査によると家庭や事業所内の家電や暖房器具による火災、ごみ焼きの火が風であおられ飛び火したことなどによる火災が多くみられます。これから春先に向けて空気が乾燥し、ちょっとした不注意から火災が発生しやすい時期となります。火は大小にかかわらず危険なものという認識を持ち、火気使用の際は取り扱いに注意して火災の発生を未然に防ぎましょう。
消防では、さらなる消防力向上に日々努めていますが、町民の皆さんも災害など突然の事態に備えて、避難の方法や病気・けがに対する応急手当の方法を身に付けておきましょう。
図2 事故種別件数
図3 搬送者の傷病程度別人数と割合
■火災発生状況(件)
■火災による損害額(千円)
問合先:
音更消防署警防課救急係
または予防課予防係【電話】30-3322【FAX】30-3324
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