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きら☆びと

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北海道鷹栖町

■下手でもいい、できることでいい、本の楽しさを伝えたい

▽たかすぶっくクラブの皆さん
主に鷹栖小学校で本の読み聞かせの活動をしているたかすぶっくクラブの皆さん。
一人でも多くの子どもに本の楽しさを伝えられるよう、のんびり無理せず活動しています。
まずは、11月27日にある「読み聞かせスペシャル」の成功に向けて頑張っています。

今回は、本の読み聞かせ活動をしている、たかすぶっくクラブの皆さんをご紹介します。
たかすぶっくクラブは、平成22年に「本の楽しさを子どもたちに伝えたい」という考えに賛同した鷹栖小学校の保護者の方が集まり結成されました。現在は、募集のチラシや勧誘によって加入した地域住民の方を含めた10名で活動を行っています。
平成24年から鷹栖小学校での読み聞かせが始まります。最初は、中休みに本の読み聞かせが聞きたい子どもたちに向けて活動していました。活動をしていく中で、本に興味がない子にも一度聞いてもらいたいと思ったぶっくクラブは、月に1回、朝学習の時間に読み聞かせができるようになります。ですが、子どもたちも次第に忙しくなり、中休みの読み聞かせに来てくれる児童が少なくなったと言います。このまま少なくなり、読み聞かせの機会が減ってしまうのは寂しいと思っていたところに、学校から「国語の時間に読み聞かせをするのはどうですか」と提案があったといいます。喜んでその提案を受けたぶっくクラブは、今年で9年目となる「読み聞かせスペシャル」をスタート。読み聞かせスペシャルとは、国語の授業40分間を使って、普段の読み聞かせとは変わり、紙芝居や人形劇など、本だけではない読み聞かせを披露するものです。毎年11月に1年生から5年生、3月に6年生に披露しており、各学年に合わせて題材を考えています。6年生には「卒業のお祝いの気持ちを込めて読み聞かせをしています」と話してくれました。
今までに大変だった事を聞くと、コロナ時期の活動が大変だったと答えてくれました。学校に入れず、読み聞かせができない状況で「このままだと途絶えさせてしまう」と思い、動画を撮影し、昼休みや給食の時間に教室のモニターで映像を放送したそうです。このアイディアのおかげもあり、今でも子どもたちは読み聞かせを楽しみにしてくれているそうです。
最後に、たかすぶっくクラブの皆さんに目標を聞いたところ、2つの目標を答えてくれました。1つ目は今年の11月27日にある読み聞かせスペシャルを成功させたい。2つ目は、たかすぶっくクラブを何年でも続けたいとのことです。「一人でも多くの人が本の事が好きになり、読み聞かせに興味を持ってくれたら私たちは満足です」と笑顔で話してくれました。
「とにかく子どもたちに楽しく読み聞かせをしたい」「読み聞かせをとおして子どもたちから元気をもらっている」など、常に明るく楽しく皆さんお話をされていて、とても温かい空間となりました。たかすぶっくクラブに興味のある方は誰でも大歓迎とのことで、活動見学もできるそうです。ご興味のある方は、鷹栖地区住民センターふらっとまでご連絡ください。
【電話】0166-87-5390

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