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きら☆びと

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北海道鷹栖町

■あったか食堂
▽渉里 美香(わたりみか)さん
令和5年4月から「あったか食堂」の活動を始めた、渉里美香さん。ご自身の経験や、過去に旭川で開催された「子ども食堂」に参加したことをきっかけに、鷹栖町でも開催したいと思いました。世代関係なく、いろいろな人が参加する活動になるよう、日々たくさんのことを考えています。

今回は、鷹栖、北野地区住民センターで「あったか食堂」の活動をしている渉里美香さんをご紹介します。
料理が不得意だと感じていた渉里さんは、育児の中で料理を作ることが大変だったと言います。そんな中、旭川にある「おとな食堂」という団体が活動している「子ども食堂」に出会いました。地域住民がボランティアで子ども達のために、無料、または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する活動が行われており、渉里さんは時間を見つけて活動に参加しました。渉里さんは「みんなで料理するってこんなに楽しいんだ。いろいろな人と話せて良い経験になる」と思い、鷹栖で子ども食堂を自身でやってみたいと思ったそうです。
一人で活動するのは難しいと思った渉里さんは、町が主催した、仲間と一緒に楽しみながらまちづくりに挑戦する「まちラボ」に参加しました。そこで「あったか子ども食堂」のプロジェクトを立ち上げ、令和4年8月から10月にかけて計4回のあったか子ども食堂の活動を行いました。この経験を生かして、今年4月からは、子どもに限定したものではなく、いろいろな方に来ていただきたいという思いから「あったか食堂」に改称し、活動をスタートしました。渉里さんに活動を通じて思ったことを聞いたところ、2つのことを話してくれました。
1つ目は、活動の手伝いをしてくれる方(サポーター)についてです。サポーターには一緒にあったか食堂を作り上げ、その人にとって経験や人との繋がりを得られる機会にしてほしいとのことです。過去に参加した子ども食堂でも、料理、食事を通していままで関わることの少なかった世代と交流をし貴重な体験ができた渉里さん。「目に見えるものではないけど、その人にとって何かを得られる機会にしてほしいですし、そういう場所を作りたいです」と希望に満ちあふれた表情で話してくれました。
2つ目は、あったか食堂の在り方についてです。あったか食堂で食事を提供することはもちろんですが、一番大事にしたいことは、一緒に時間を共有し、協力し合うことの大切さに気づき、自然と支え会える環境を作ることだと言います。「自分にできることで、他の人に何かをしてあげるということは、日常の中ではなかなかできないこと」だと話す渉里さん。あったか食堂の名の通り、参加した人が自然と互いを助け合える「あったかい」環境を目指したいとのことです。
「みんなで楽しく協力しながら、負担にならずに参加した人が良い経験をできる場所にしたいです。日常会話の中であったか食堂の話題が出るくらい楽しいものにしたいです」と笑顔で今後の目標を答えてくれました。現時点では、令和7年までは活動を続ける予定で、12月と3月以外は各月一回あったか食堂を行う予定です。この機会に興味のある方、参加してみてはいかがでしょうか。

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