文字サイズ
自治体の皆さまへ

鷹栖っ子の活躍!

23/27

北海道鷹栖町

■令和5年度全国高等学校総合体育大会
ボクシング競技大会フライ級3位

7月29日に札幌市の北ガスアリーナ札幌46(札幌市中央体育館)で行われた、令和5年度全国高等学校総合体育大会ボクシング競技大会(インターハイ)フライ級に、鷹栖町出身の佐々木大斗さんが出場しました。
ボクシングは体重によって出場する試合の階級が分かれます。体重管理が難しい競技であり、中には体重制限を達成できずに失格する選手もいるほど。大斗さんは体重を落とすために過酷な練習とサウナで汗を流します。限界になると汗が出ないので、水分を出すために梅のガムを食べて唾液をだすという、想像を絶する努力をしました。前回大会より階級を上げた大斗さんは成長期もあり、特に難しい環境での出場となりました。さらに驚いたのが、試合当日の朝に体重測定があり、初日だけの測定ではなく、インターハイ開催期間(6日間)毎日測定するということです。制限を超えると即失格という厳しい環境で大斗さんは戦いました。
肉体や技術の前に、精神が強くなくては戦えないボクシングで、大斗さんの気持ちを支えたのは両親と部活の仲間でした。親元を離れたほうが強くなれると思い、特待生で青森山田高校に入学し、そこで同じ目標に向かって戦う仲間に出会いました。試合があると応援に駆けつけてくれる両親や共に戦う仲間のことを考えると「どんなに辛くても乗り越えられます」と力強く話してくれました。
過酷な環境の中、さらに左拳の怪我と腰部の疲労骨折を負いながら出場したインターハイ準決勝。怪我の影響で、得意の左ジャブが封じられながらも攻めの姿勢をみせ、場を支配した大斗さん。しかし相手のジャブにより攻めきれず、1ラウンド目は苦しい時間が続きます。2ラウンド目以降、気持ちを切り替えた大斗さんは、自分の得意とする〝気持ちを前面に出して戦うスタイル〞で奮闘しました。結果は、僅差で判定により準決勝敗退となりましたが3位という輝かしい成績を収めました。
試合について「準決勝での負け方が、去年の全国ボクシング選抜大会の決勝と同じ負け方をしたことが悔しかったです。一番気を付けておくべきところだったのに、盲点でした」と振り返ってくれましたが「次に活かしてもっと強くなります」とやる気に満ちあふれた表情で答えてくれました。
最後に目標を聞いたところ「プロとして活躍し、鷹栖町を盛り上げ、最終的にはボクシング世界チャンピオンになることです」と熱く答えてくれました。将来有望なボクサーに今後も注目です。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU