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自治体の皆さまへ

みんなの保健だより

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北海道鷹栖町

■減塩はなぜ必要?
高血圧予防のために「減塩」が大事ということは皆さんもどこかで耳にしたことがあると思います。血圧が高い状態が続くと血管内皮を傷つけ、脳梗塞や心筋梗塞を発症するリスクが高まります。食塩摂取量の増加に伴って血圧が上昇することが知られていますが、食塩を摂りすぎると体の中ではどのようなことが起こるのでしょうか?

▽塩分を摂りすぎると…
私たちの体内の塩分濃度は0.9%に厳格に維持されています。食塩を摂りすぎて血液中の塩分濃度が高くなると、薄めるために血液中の水分量を増やし、血液量が増加します。血管に流れる血液の量が増えると血圧は高くなります。弾力のあるしなやかな血管の場合は血管自体が伸縮し、血管にかかる圧力を調整することができますが、動脈硬化が進み、硬くなった状態の血管ではより血圧が上がりやすくなります。

▽知っていましたか?
厚生労働省が推奨している日本人の一日の食塩摂取目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満、高血圧の方は6.0g未満ですが、R5年度住民センター集団健診の尿中塩分摂取量測定結果の平均は、男性9.3g、女性8.8gと目標量より2g程度多い結果でした。
血管を守るためには、血圧が高い方も、今はまだ高くない方も、毎日の食事で減塩の習慣を身に付けておくことが大事です。日本人は特に、調味料からの食塩摂取が多いことが知られています。調味料の使用量に気を付ける、減塩食品を活用するなど日々の食生活を工夫することで、減塩に努めましょう。

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