■賃貸トラブルを防ぐには?
〜進学や就職で1人暮らしを始める方へ〜
春は進学や就職、転居などに伴い賃貸住宅トラブルが増える時期です。
普通に暮らしていた場合敷金は、金額返還されることが原則となっています。
しかし、高額な清掃や修理の代金を退去時に請求されたなど、「現状回復」に関するトラブルも多く発生しています。
▽原状回復のポイント
入居者には、退去時に内装や設備などの汚れや破損を当初の状態に戻す義務があります。しかし、完全に居前の状態に戻すことではありません。
(1)経年変化(年数の経過に伴い生じる損耗)や通常損耗(通常の生活に伴い生じる程度の損耗)は、当初の状態に戻す原状回復義務を負いません。
(2)不注意や故意(わざと)の破損は入居者負担で原状回復義務がありますが次の入居者を確保するため設備のリフォームや交換などは、入居者が払う必要がありません。
(3)トラブルを未然に防ぐため、契約時に負担する範囲や修繕費用などを双方で合意しておくことが大切です。入居時の状態を写真で撮っておくと証拠となります。
また、引っ越し事業者を選ぶときには、公益社団法人全日本トラック協会が認定した「引越安心マーク」の有無を参考に、引っ越し費用は複数の事業者の見積書を比較するとよいでしょう。
問い合わせ:生活福祉相談センター(サンホールはぴねす内)
【電話】87-2112
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