■音楽を通して親睦を、文化と芸術の振興を
鷹栖にメロディーを響かせる
たかす吹奏楽団の皆さん
令和5年6月に設立10周年を迎えた、たかす吹奏楽団。デビューは第53回町民文化祭で、現在は48名が所属する団体へと成長しました。
支えてくれた多くの方に感謝し、とある「企画」を考えているそうです。
今回は、鷹栖町を拠点として演奏活動をしている、たかす吹奏楽団をご紹介します。
たかす吹奏楽団は、「鷹栖町に立派なホールがあるから、楽団があったらいいよね」の一言をきっかけに、音楽経験のある人を集めて、平成25年6月23日に設立されました。現在は48名が所属しており、演奏技能の向上や団員相互の理解と親睦を深め、さらに地域の文化・芸術の振興に寄与することを目標に活動しています。
吹奏楽の魅力は、さまざまな音を楽しめ、色鮮やかな音色が出せることだといいます。奏者が集まれば演奏の破壊力もあり、豪華なサウンドを奏でることができる。また、一人ではなく皆で作り上げることの楽しさと面白さ。さらに、クラシックやジャズ、ロックに演歌といった多彩な楽曲を演奏できることも魅力の一つだと話してくれました。
たかす吹奏楽団には、下は高校生から、上は80歳の方が所属しており、幅広い年齢層で構成されています。近郊では、ここまで年齢層が幅広い吹奏楽団は少ないとのことで、世代を超えてコミュニケーションをすることができ、いろいろな考えを吸収し活動に取り組めることは、たかす吹奏楽団の強みだと教えてくれました。
「強み」といえば、設立のきっかけにもなった、たかすメロディーホールの存在が大きいと言います。吹奏楽団に限らず音楽団体が立派なホールで常に練習できる環境は、北海道内でもあまり聞いたことがないとのことで、「恵まれた環境で活動できるのは、たかす吹奏楽団ならではの強みだと思います」と話してくれました。
令和5年で設立10周年を迎えた、たかす吹奏楽団。団長の近藤弘一さんに、10周年を迎えての気持ちを聞くと「早いようでいろいろあった10年でした。まずは10年を迎えられてホッとしています。節目の年に企画を考えているところですが、無事に成功できればと思っています」と感慨深く、答えてくれました。
近藤さんが話してくれた「企画」について、令和6年6月2日(日)に記念コンサートを開催予定とのことです。このコンサートは、日頃の感謝を込めて、多くの方に演奏を楽しんでもらいたいという気持ちから無料で招待し、鷹栖中学校吹奏楽部との合同演奏も計画しているそうです。さらに、令和6年12月15日(日)に開催予定の第10回定期演奏会では、たかす吹奏楽団オリジナル楽曲を演奏するため、現在作成中とのことです。
最後に、10周年を迎えて新しいことにも挑戦中のたかす吹奏楽団に今後の目標を伺うと「10周年を迎えることができたのも、皆さんの応援があったからです。より長く継続して活動していけるよう、地域活動にも参加し貢献できる団体になります」とやる気に満ちた表情で語ってくれました。
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