■健診は幸せへの架け橋
鷹栖町長 谷 寿男
コロナウイルス感染症が2類から5類に変更され、丸1年が経過しました。
「特定健診」や「がん検診」の受診率もコロナ禍では低下しましたが、定期的に受診することは、病気の予防にもつながり、自分自身の健康のバロメーターにもなります。
鷹栖町民の特徴として「心筋梗塞」「肺がん」の死亡率が全国平均より高いことが分かっており、その背景には「高血圧・高血糖・肥満」などの危険因子が隠れています。
普段から「健診嫌い、病院嫌い」の方の重症化も目立ち、健康を害しての入院や頻繁に通院しなければならない状況が多く見られます。
私もコレステロール値が高いため、毎晩一錠を服薬していますが、健康体を維持するため、食事は野菜サラダを最初に多く食べる「べジファースト」を徹し、愛犬と朝の散歩も心がけています。お陰様で健診数値は悪化せず、メタボ体型も回避できています。
住民センターでの特定健診を受診できない方は、浅井医院やがん検診センター等での健診や人間ドックの助成制度もあります。
また、20歳以上の町民を対象に町内歯科医院での「無料歯科検診」は、虫歯の発見に留まらず、他の病気を未然に防ぐことにも役立ちます。各種健診の相談、申込みと合わせて、健康福祉課の保健師にご連絡ください。
病気に年齢は関係ありません。現役世代の方々は「若いから私たち家族は大丈夫」と油断せず、今から将来に向けて幸せな生活の第一歩として健診を受けましょう。
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