■躍動する羽根
さまざまな分野において活躍する町民や団体を紹介するコーナーのタイトルを新しくしました。
躍動とは「いきいき活動すること」、羽根は「町民一人一人」を表現しています。
「羽根が集まれば大きな翼となり、立派な鷹として大空へ羽ばたく」
翼は「町民」、鷹は「鷹栖町」、町民の皆さんの活躍が大きな力となり、大空を飛ぶ鷹のように、鷹栖町の魅力が広く伝わってほしい、という思いを込めました。
■第58回全国道場少年剣道大会出場 若き二人の剣士物語
・村上煌心(むらかみこうしん)さん
・唐﨑太陽(からさきひかり)さん
見事、全国道場少年剣道大会出場を果たした鷹栖中学校3年生の村上煌心さんと唐﨑太陽さん。
全国大会出場を経験した二人の思いと、剣道の魅力について話してくれました。
若き二人の剣士は、目標に向かって走り続けます。
今回は、第58回全国道場少年剣道大会に出場した、北野地区在住の中学3年生、村上煌心さんと唐﨑太陽さんをご紹介します。
村上さんと唐﨑さんは、鷹栖中学校剣道部顧問の髙橋さんが開設した道場「高志塾」のメンバーとして全国大会に出場しました。
二人が剣道を始めたのは5歳ごろで、二人ともきっかけは「兄の影響」だと言います。兄の練習についていったり、親と兄を迎えに行く時に見た剣道が「かっこいい」と思い、剣道少年団の入団を決め、二人は出会いました。
令和6年6月中旬に開催された、第48回北海道道場少年剣道大会に出場した高志塾は、全国大会の出場権が与えられる23チームに入り、初めて全国への切符を手にしました。
全国大会出場が決まった瞬間の気持ちを聞くと、村上さんは「とても嬉しかったです。出場できるか瀬戸際のところでしたが、自分の試合結果で出場を決めることができたので、気持ちよかったです」と話し、唐﨑さんは「私も嬉しかったのですが、逆に悔しい気持ちもありました。『なんとか出場できた』と余裕が持てない状況だったことと、村上君の前に自分が勝利していれば出場を決めれていたので、自分で決めれなかった悔しさがあります」と、それぞれの思いを伝えてくれました。
7月31日、日本武道館で開催された全国大会。会場には、各地の猛者が集まり、特異な雰囲気を感じたといいます。
そして始まった高志塾の試合は、健闘しましたが初戦敗退。これについて二人は「悔しい結果となりましたが、それ以上に、全国大会の雰囲気と強さを感じられたこと、日本武道館という立派な会場で試合できたことなど、いい経験ができたという気持ちの方があります」と笑顔で語ってくれました。
大きな舞台での経験を経て、成長した二人に剣道の魅力について質問すると、「剣道は『人間形成の道』と言われていて、礼儀や相手を尊重すること、目標に向かって努力する姿勢を学べます。相手の動きや心を見るということが大切で、生活の中でも、『見る』ことでいろいろなことへの気付きが増えました。剣道で学んだことは日常生活でも生きるので、そこが魅力だと思います」と大人顔負けの回答をしてくれました。
最後に、これからの目標や将来について聞くと、村上さんは「顧問の髙橋先生のような人になりたいです。髙橋先生は、目標に向かって走る力を与えてくれました。自分も誰かのためにエネルギーを伝えられる人間になりたいです」と話し、唐﨑さんは「これからも剣道と向き合い、いい成績を残せるように頑張りたいです。現役引退後も指導者として剣道に携わる人生を送りたいと思っています」と話してくれました。
二人は、9月下旬に旭川選抜として全道大会に出場する予定です。若き剣士のこれからの活躍に目が離せません。
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