■躍動する羽根
さまざまな分野において活躍する町民や団体を紹介するコーナーのタイトルを新しくしました。
躍動とは「いきいき活動すること」、羽根は「町民一人一人」を表現しています。
「羽根が集まれば大きな翼となり、立派な鷹として大空へ羽ばたく」
翼は「町民」、鷹は「鷹栖町」、町民の皆さんの活躍が大きな力となり、大空を飛ぶ鷹のように、鷹栖町の魅力が広く伝わってほしい、という思いを込めました。
■A-1フェスティバル サツマイモ部門 Most Love Satsumaimo賞 受賞
山下浩明(やましたひろあき)さん
北野地区で農業を営む、山下浩明さん。山下さんは、1月18日に行われた「A-1フェスティバル~旭川・鷹栖の若手農家の自慢の作物が集結!アナタはどれが好み?~」のサツマイモ部門で表彰されました。
ホクホクで、とっても甘く感じられることが、山下さんがつくるサツマイモの魅力。
「美味しく食べてもらえるように、新たな挑戦と味の研究を続けていきたい」と意気込みを語ってくれました。
今回は、北野地区で農業を営む、山下浩明さんをご紹介します。
山下さんは1月18日に旭川トーヨーホテルにて開催された、JAあさひかわ青年部が主催の「A―1フェスティバル~旭川・鷹栖の若手農家の自慢の作物が集結!アナタはどれが好み?~サツマイモ部門」で最も好評だったサツマイモに送られる「MLS(Most Love Satsumaimo)賞」を受賞しました。
今年(令和7年)が初めての開催となったこのイベントでは、旭川と北野地区の若い農家さんが集まり、お米、サツマイモの味を競い合いました。
審査基準は「味」の一点のみで、一般の審査員と特別審査員を含む約50名が、生産者の名前が伏せられたお米とサツマイモを試食し、各自お気に入りの味に票を入れる形式でした。
山下さんが出品したサツマイモは「紅はるか」という品種で、甘みが強く、ふかした時にホクホク感が出る一品。「この『紅はるか』は、イベントの開催時期に最も甘く熟し、ベストなタイミングで出すことができました」と山下さんは言います。実際、会場の中で一番甘みが強く感じられたサツマイモが山下さんの出品したもので、審査員の約半数の票を獲得しました。
お米を中心に農業をしている山下さんは、令和5年度から育苗ハウスの間など空いた土地を活用し、小規模にサツマイモの栽培を始めました。お米と作付や収穫の時期が重なってしまうため、時期の調整をしながら、お米とサツマイモを両立して農業に勤しんでいます。
収穫したサツマイモは農協に出荷するため、消費者の声を直接聞くことは多くありませんでした。そんな中、開催されたA―1フェスティバルでは、「おいしい」「甘い」などの言葉を直接聞ける良い機会になったと言います。
見事、MLS賞を受賞した山下さんに当時の気持ちを聞くと「身近な人以外で自分のつくったものの感想を聞くことは少なかったので、サツマイモが審査員の口に合い、おいしいと評価されたことはとても嬉しかったです」と笑顔で語ってくれました。
今回の結果を受けて、サツマイモにも少しずつ力を入れていきたいとのことで、去年に比べて作付面積を倍近くまで増やす予定だったり、商品にならない「くずいも」を活用した加工品にも挑戦してみたいなど、これからの展望について話しを聞くことができました。
現在、鷹栖町でもサツマイモを始める農家さんが増えてきているそうです。サツマイモがお米、キュウリに次ぐ鷹栖町を代表する作物になる時代が来るかもしれません。これからの山下さんのご活躍と鷹栖町や北海道でのサツマイモの発展が楽しみです。
今回の記事は、地域おこし協力隊インターンとして活動中の増井明日風さんが作成してくれました。
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