まちのお金の使いかた 令和5年度 鹿追町 当初予算(1)

1／30

■「カーボンニュートラル」の推進と「地域共生社会」の実現
令和5年度予算は、鹿追町長の改選期であることから骨格予算として編成しました。5年目となる「第7期鹿追町総合計画」に掲げる将来像の実現に向け、「鹿追町型ゼロカーボンシティ宣言」の趣旨を踏まえた各種事業を進めるとともに、新たな時代を担う子どもたちや子育て世代への支援をはじめ、地域共生社会の実現や防災・減災対策などを確実に推進していきます。
そして次の100年を見据え、次世代に繋げるための施策を展開し、鹿追町に愛着と誇りを持てる活気あるまちづくりを進めるため、行政改革大綱に基づき職員一丸となって持続可能な行財政運営に取り組みます。

◆一般会計の概要
一般会計の当初予算総額は、68億8200万円で、前年度比0.4%、2600万円増加しました。前年度の鹿追中学校大規模改修事業や町営牧場トラクター等更新事業、水素燃料電池自動車購入事業などが完了となりましたが、カーボンニュートラル関連事業(1億8482万円)や鹿追小学校体育館特定天井外改修事業(6800万円)、鹿追高等学校支援の拡充事業(3037万円)に取り組むほか、原油価格高騰に伴う公共施設への電気・燃料代(5387万円)が増加の主な要因となっています。

◆特別会計の概要
6特別会計の当初予算総額は、昨年度当初予算額と比較し前年度比2.4%、6296万円増の26億3344万円となりました。
国保会計では、医療給付費などの減により4.1%減(3242万円減)、介護保険会計では、一部の事業が重層的支援体制整備により介護保険会計から一般会計への計上となり2.0%減(1072万円減)、後期高齢者会計では、広域連合への納付金の増により4.6%増(448万円増)となっています。
また、簡易水道会計では市街地区水源地新設深井戸整備事業や東瓜幕地区配水管路新設事業に取り組みますが、東瓜幕地区営農用水担い手畑総事業が完了したことにより5.1%減(1084万円減)、下水道会計は、鹿追浄化センター機器更新事業などの増により49.4%増(1億3173万円増)、企業債償還金の減などにより病院事業会計では2.9%減(1927万円減)となっています。

・特別会計　26億3344万円(前年度比2.4%増)

・基金残高(町の貯金)

・町債残高(町の借金)

◆予算総額　68億8200万円
◇歳入予算

町税については、農業所得などの動向を勘案し、前年度当初予算対比0.1%減の8億5644万円を計上し、地方交付税については、地方財政計画を勘案し1.9%増の29億300万円を計上しました。分担金および負担金(寄付金ほかに計上)は、道営事業農業農村整備事業分担金増により78.1%増の2596万円、国庫支出金は、地域脱炭素移行・再エネ推進交付金や重層的支援体制整備事業交付金が増加しましたが、新型コロナウイルス関連交付金や障害防止対策事業などの大型事業や継続事業の事業費減により22.2%減の4億166万円。
繰入金は、公共施設の電気・燃料代や経常的経費の増加等に伴い基金繰入が増となり19.6%増の6億4362万円。町債は、鹿追中学校大規模改修事業の完了や地方財政計画を勘案し臨時財政対策債を3500万円減と見込んだことなどにより48.2%減の1億4710万円を計上する歳入予算としました。

◇歳出予算

歳出予算では、行財政改革の取り組みとして3年目となる「経常経費の枠配分方式」による予算編成を継続実施し、職員一人ひとりが急速に変化する社会の状況や多様化する町民ニーズを的確に把握し、住民サービスの質の低下を招かないよう必要な経費を確保しました。
歳出の主な事業については次ページに掲載しています。

問い合わせ：総務課　財政係
【電話】66-2311