7月から、ジオパーク・ビジターセンターでエゾナキウサギについてのミニ展示を行っています。ジオパーク活動では、地域住民や関係者が活動の担い手となることが強く推奨されています。今回の展示はジオパーク推進協議会委員で、鹿追に暮らす自然ガイドの阿久澤さんが中心となって企画・制作しました。年が明けて半年が過ぎてしまいましたが、うさぎ年にちなんで行いたいと制作を進めてきたものがお披露目となりました。
展示では、エゾナキウサギの特徴や住んでいる場所、食べ物のこと、1年間の暮らし、そして、エゾナキウサギが暮らす然別湖の山や森のことをイラストや写真を交えて紹介しています。例えば、夏は子どもの旅立ちの季節です。親のなわばりを出て新たな場所にやってくる若い小さなナキウサギの様子をみることができるかもしれません。また、秋は冬を越すための準備の季節です。せっせと食べ物を集めて、岩の間に貯めていく貯食(ちょしょく)の活動が見られます。貯食の近くや食べ物を運ぶルート途中に人がいると、ナキウサギは困ってしまいます。そのような観察の上での注意点も併せて紹介しています。エゾナキウサギに出会いたい方、観察してみたい方は、ぜひジオパーク・ビジターセンターにお立ち寄りください。
問い合わせ:とかち鹿追ジオパーク推進協議会事務局(ジオパーク推進課)
【電話】67-2089
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