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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ

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北海道鹿追町

鹿追町長 喜井 知己

明けましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心からお喜び申し上げます。

昨年5月には、新型コロナウイルス感染症が、感染法上の分類が5類に変更されたことを受けて、日常生活や社会経済活動がコロナ以前の状況に戻ってきました。町の主なイベントでは、白蛇姫まつり、花火大会、ふるさと産業まつりなど天候にも恵まれ、多くの来場者が訪れました。町の賑わいが徐々に戻ってきたことは、大変喜ばしい限りであります。ここにきて、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行となっていますが、それぞれのワクチン接種など、病院と連携して進めてまいります。

基幹産業の農業でありますが、かつてない猛暑や生産費の高止まり、生乳の生産抑制など、厳しい経営環境の中にあっても、令和5年の農業生産額が250億円を超えて史上最高を記録する見込みとなりました。手放しで喜べる状況にはありませんが、生産者はもとより、JAをはじめとする関係者のご尽力に対し深く敬意を表する次第でございます。

昨年は、子どもたちのスポーツや文化活動での活躍が目立った年でした。全国大会や全道大会などへの出場も多く、私たちもとても勇気づけられました。一方で、学校教育現場における部活動での課題も多いことから、地域移行に向けた取り組みを支援してまいります。

新種の有機鉱物として国際鉱物学連合に承認・登録された然別火山群オパールに含まれる「北海道石」が鹿追町指定文化財に指定されました。「北海道石」を展示しているビジターセンターの来館者は、前年同期の約3倍である8000人に迫るなど、ジオパークの認知度向上にも大きな役割を果たしています。保全、研究はもとより、限定的にはなりますが、現地の一般公開に向けた準備も進めてまいります。

脱炭素の取り組みにつきましては、バイオ、水素、マイクログリッドなどの取り組みが評価され、ゼロカーボンモデル道営住宅整備(15戸想定と集会施設)の建設地に選ばれました。一方、町民向けの脱炭素設備導入の支援事業の「省エネ家電買換え補助」、「脱炭素自動車購入補助」、「重点対策加速化事業補助」など、いずれも大変好評を博しており、新年度においても継続して取り組んでまいります。

昨年4月には、陸上自衛隊鹿追駐屯地改編に伴う町内パレードを実施したところ、町民の皆さまに戦車をはじめ、新たに配備された施設中隊の車両などをご覧いただくことができました。引き続き、自衛隊と共に歩む町としての取り組みを継続してまいります。

本町を舞台に撮影が行われました映画「おしゃべりな写真館」が完成し、先般、「鹿追芸術祭」として完成披露上映会が開催され、600人を超える町民の皆さまにご覧いただきました。本町を題材にしたこの映画を全国の皆さんに観ていただけるよう、出来る限り支援してまいります。

鹿追高校につきましては、学習支援、経済支援の充実や鹿追高校みらい留学など、各種施策の充実などにより、将来にわたって2間口が確保できるよう全力を尽くしてまいります。

人口減少、少子高齢化は、まちづくりのさまざまな分野に影響を及ぼしています。政府が策定を進める「こども未来戦略」の内容を注視しつつ、本町独自の新たな対策も検討してまいります。

国内外の情勢が極めて不安定であります。国の支援が継続されているものの、原油高騰をはじめ、物価は高止まりしていることから、町民生活への影響を緩和すべく、国の交付金を活用して、物価高騰対策を継続して実施してまいります。このほか町政にはさまざまな課題がありますが、町民の皆さまの声を聞き、議会と対話しながらまちづくりを進めてまいります。

町民の皆さまにおかれましては、本年も町政への変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆さまのご健勝とご多幸を心から祈念申し上げまして新年のご挨拶といたします。

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