ジオパーク活動は、全国、世界のジオパークとのネットワーク活動でもあります。地球に暮らす私たちの社会を持続可能なものにしていくことが、ジオパーク活動の目標です。そのためには、地域住民が主体となった各ジオパーク地域がつながり、経験を共有し、知恵を出し合うことが必要です。そのような場として日本ジオパーク全国大会があります。
今年の全国大会は、8月30日からの3日間、青森県むつ市をはじめとする下北ジオパーク地域で開催されました。全国から数百名規模のジオパーク関係者が集い、とかち鹿追ジオパーク推進協議会からも、委員や事務局員、ジオパークガイドなどが参加しました。地域をあげた歓迎の雰囲気があり、海と共に生きてきた下北ジオパークの自然や歴史、文化が強く印象に残りました。
この大会で、とかち鹿追ジオパークからは、エゾナキウサギの保全に関する活動や、10周年事業として開催したジオ絵本カーニバルの事例報告を行いました。また、気候変動に関する分科会では、鹿追の金森専門員が世話人を務め、全国のジオパーク地域で見られる地球温暖化の影響などを共有しました。
来年の全国大会は隣のジオパークとも言える、十勝岳ジオパーク地域(美瑛町、上富良野町)で開催されます。とかち鹿追ジオパークも、開催に協力していきます。
問い合わせ:とかち鹿追ジオパーク推進協議会事務局(ジオパーク推進課)
【電話】67・2089
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